「ファミリー向けマンション」も投資には不向き
マンションにはファミリータイプもありますが、これも積極的にはおすすめできません。なぜなら、ワンルームマンションのほうが、空室になる期間が短くなりやすく、入居率も高いからです。
リフォームの費用についても、専有面積の広いファミリータイプのほうが数倍高くなりますし、リフォーム期間も長くなるため、その間は空室にせざるをえません。
入居を決める意思決定者も、単身者はひとりだけで即断即決できますが、ファミリータイプの場合は夫婦とお子さんなど、意思決定者が複数います。そのため、すぐには決まらず、入居検討期間が長引く可能性があります。
投資するなら「中古ワンルームマンション」1択
ファミリーで引っ越しする場合は、転勤そのほかさまざまな理由がありますが、頻繁に引っ越しをするファミリーはそう多くはありません。
いっぽう、単身者の場合は必ず毎年、若い世代が数多く上京しますし、転勤、異動、昇進などを機に住まいを転々とされる方が多い傾向があります。つまりそれだけ単身者向けのマンション需要が高い、ということです。
こうした条件をふまえると、安定的かつ効率的に運用できる不動産は、中古ワンルームマンション一択になるとおわかりいただけるでしょう。
ここでは基本条件として、「不動産投資は中古ワンルームマンション一択で考える」というルールを覚えておいてください。
天田 浩平
株式会社エイマックス
代表取締役