よほどの富裕層でない限り、多くの人が心配している老後のおカネ……不動産投資によって資産の形成・防衛を目指す人も少なくありません。そのようななか、数々の投資用マンションを売り上げ、自らも24歳からマンション投資を続ける株式会社エイマックス代表取締役の天田浩平氏が「オススメできない投資物件」を正直に語ります。
トップ営業マンの本音…不動産投資で「おススメできない」物件

「ファミリー向けマンション」も投資には不向き

マンションにはファミリータイプもありますが、これも積極的にはおすすめできません。なぜなら、ワンルームマンションのほうが、空室になる期間が短くなりやすく、入居率も高いからです。

 

リフォームの費用についても、専有面積の広いファミリータイプのほうが数倍高くなりますし、リフォーム期間も長くなるため、その間は空室にせざるをえません。

 

入居を決める意思決定者も、単身者はひとりだけで即断即決できますが、ファミリータイプの場合は夫婦とお子さんなど、意思決定者が複数います。そのため、すぐには決まらず、入居検討期間が長引く可能性があります。

投資するなら「中古ワンルームマンション」1択

ファミリーで引っ越しする場合は、転勤そのほかさまざまな理由がありますが、頻繁に引っ越しをするファミリーはそう多くはありません。

 

いっぽう、単身者の場合は必ず毎年、若い世代が数多く上京しますし、転勤、異動、昇進などを機に住まいを転々とされる方が多い傾向があります。つまりそれだけ単身者向けのマンション需要が高い、ということです。

 

こうした条件をふまえると、安定的かつ効率的に運用できる不動産は、中古ワンルームマンション一択になるとおわかりいただけるでしょう。

 

ここでは基本条件として、「不動産投資は中古ワンルームマンション一択で考える」というルールを覚えておいてください。

 

 

天田 浩平

株式会社エイマックス

代表取締役