常日頃の倹約が、適正価格を「見極める力」を育てる
そして、普段買い物をする際に、「それが本当に価格に見合う価値を持っているかどうか」を見極める習慣があれば、それもまた投資に役立ちます。
株式投資とはいわば、その会社が持つ価値以下で株を買うことだともいえます。そうすれば、値下がりする確率が低く、値上がりする確率が高いからです。
一方、たとえいい会社であっても、その価値以上の価格で買ってしまえば、逆に値下がりする確率が高く、値上がりする確率が低いものです。
株式投資も、「株式」を買う、買い物なのです。ですから、価格の見極めもまた重要だといえます。
そして、そんな適正価格を見極める力は、日常の倹約で養える力でもあります。必要なものを買う場合でも、ちゃんと適正価格以下で買う。日々そうすることで、消費者としても、投資家としても、「目利き」になれるのではないでしょうか。
株式投資は「買い物」の一種…倹約の精神が重要
投資家にとって、「倹約」には大きなメリットがあります。
投資資金が多いほど、投資による利益も多くなります。そして倹約して投資資金を増やすことならば、自分の意志と計画性によって、比較的容易に実行可能です。
また投資家には、買うべきでないときには買わない、という忍耐力が必要だといえます。そして日常の倹約は、それを養ういい機会でもあります。
さらに日頃から、必要なものを買う場合でも適正価格以下で買う習慣があれば、消費者としても、投資家としても、「目利き」になれるのではないでしょうか。株式投資も、「株式」を買う、買い物なのです。ですから、価格の見極めもまた重要なのです。
株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO
川合 一啓