「投資家は生産性がなく、社会の役に立っていない」といわれますが、それは株式投資を理解していない人の考えだと、株式会社ソーシャルインベストメントの川合一啓氏はいいます。株式投資家が担っている重要な社会的役割とは? みていきましょう。
生産性がないと言われる投資家…実は重要な社会的役割を担っている【プロトレーダーの主張】 ※画像はイメージです/PIXTA

「目利き」の投資家の力で、株価は適正に保たれている

おそらくですが、株価にも適正な範囲というのが存在するのではないでしょうか。しかし、それを超えて安くなったり高くなったりすることも、株式市場にはあります。

 

そして、それを是正し、株価を適正に保つ役割を果たすのも、同じく投資家です。いやむしろ、そのような投資家ほど「目利き」であり、稼ぐことができるのではないでしょうか。

 

安く買って高く売れば儲かるのが投資ですが、要するに目利きの投資家は、「市場が誤ってこの会社の株にこんな安値をつけているから買おう」「市場が誤ってこの会社にこんな高値をつけているから売ろう」を繰り返して稼いでいるのです。

 

彼らは、株価を適正に保ち、市場を安定させています。そして、自分自身もそれによって稼いでいるわけです。そんな投資家が、やはり市場には必要でしょう。だから皆さんも、それを目指してください。

 

まとめ:「目利き投資家」になろう

リスクを負って資金を提供する投資家がいるからこそ、世の中には大きなビジネスが数多く存在しています。また、投資家は株の売買を通じて、オーナーとしてその会社を見守っている、ともいえます。

 

「目利き」の投資家が安く買って高く売ることで株価を適正に保ち、市場を安定させています。そして、自分自身もそれによって稼いでいるのです。

 

 

株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO
川合 一啓

 

 

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