ケーキ消費額年間1位「富山県」がクリスマスケーキでも奮発
クリスマスといって忘れてならないのが「クリスマスケーキ」。きちんと予約は済ませているでしょうか? 日本での始まりは、明治43年、老舗洋菓子メーカーの不二家だったというのは有名な話。当時はアラザンなどで作られたデコレーションケーキで、今のように砂糖細工で飾った生クリームのケーキが作られるようになったのは、大正時代後半になってからだといいます。
そんなクリスマスケーキ、どれくらいお金を使っているものなのか。総務省『家計調査家計収支編』で探っていきます。1年を通してケーキの消費額が多いのは「富山県」で年間1万0,141円。「埼玉県」「石川県」「北海道」「鳥取県」と続きます。一方でケーキの消費額が少ないのは「長崎県」で5,495円。「和歌山県」「秋田県」「福島県」「福井県」と続きます。1位「富山県」と47位「長崎県」には2倍ほど差があります。
さらに12月に限定して消費額=クリスマスケーキの消費額と仮定してみていくと、最も「クリスマスケーキにお金をかけている」のは「富山県」で2,069円。「高知県」「石川県」「岩手県」「福岡県」と続きます。一方で「クリスマスケーキにお金をかけない」のは「佐賀県」で991円。「栃木県」「大阪府」「兵庫県」「福井県」と続きます(関連記事:『【2021年】都道府県「クリスマスケーキ消費額」ランキング…全順位発表』)。
4位「岩手県」は年間26位、6位「山梨県」は年間27位、7位「岡山県」は年間30位。これらの県は「普段はケーキは食べないけど、クリスマスには特別」という地域。一方で年間4位「北海道」は12月は27位、年間6位の「岐阜」は12月は40位、年間7位の「滋賀」は12月は38位。これらの県は「クリスマスであってもいつもどおり」という地域のようです。
あくまでも単年の比較なので、地域の実情とは異なる場合があるかもしれませんが、1年に1回だけのクリスマス。特別な1日にしたいものです。