「Bʼz」のSNS運用チームによる好事例
活用事例
国民的アーティストである「Bʼz」の運用チームが展開するFacebookは、イベントとうまく連動して効果を上げています。
結成から30年以上が経っていることもあり、Bʼzのファン層は年齢層が高く、それゆえにFacebookとの親和性が高いといえます。これもターゲットに合わせたSNS選びの好例です。
実名登録というFacebookの特性上、ファンたちの交流もリアルに近い形で行われ、より深いコミュニケーションができる場となっています。こうしてユーザー同士の強い結びつきが生まれ、ファンが固定化しやすいのが、Facebookならではのメリットといえます。定期的に開催するイベントには特に向いているかもしれません。
BʼzのFacebookでは、ライブが行われると必ず当日の写真がアップされます。ライブ会場は原則写真禁止ですから、ファンはFacebook上の写真をシェアして、ライブの興奮を伝えます。
物販では、グッズに場所や日付を入れ、その日その場所でしか販売されないアイテムをつくっています。ファンはそれを買い、SNSにアップするのが定番です。また、アーティストの誕生日の様子やライブ前の楽屋など、Facebookでしか見ることのできないシーンの写真を多数掲載しています。
このように、Facebookを基盤としたファンがうまく情報を拡散してくれるような仕組みづくりが随所になされているのが特徴です。
こうした取り組みは、ライブ系のイベントでは特に参考になるはずです。イベントにゲストを招く際にも、同じように「このSNSでしか見られない」という情報をアップし続けていくなど、ファンの間で話題になるような取り組みができると、集客につながっていきます。
そのほかに、西野亮廣さんが主宰するオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」も、近年の成功事例です。このサロンには若い世代も数多く参加しています。私も会員となりましたが、エンターテイメントのつくり手として学べたことがたくさんありました。
月間アクティブユーザー数:2600万人以上/国内 29億人以上/全世界
属性:30~50代
特徴:登録は実名制 情報量が多い ファン同士の交流が起こり固定化しやすい
土岐 龍馬
株式会社トキ・テック
代表取締役社長