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出演者のキャスティングは「ギャラ」との戦い
イベントにつきものといえるのが、ゲストの参加です。出演者のキャスティングも、広い意味での人材配置といえます。
主催する側としては、できる限り知名度が高く、世間に対し影響力のある人材をアテンドしたいところですが、当然そう簡単にはいきません。すでにイベントの知名度が高かったり、強力なスポンサーが付いていたりしない限り、著名人のキャスティングは難航することのほうが多い印象です。
確実に集客につながるようなアーティスト、タレント、インフルエンサーといった著名人は、その分支払うギャランティも高額になりがちです。
なんとか予算内に収まったとしても、例えばタレントなら、自身が出演しているCMのスポンサー企業と競合するようなイベントには出ないなど、業界ごとの暗黙のルールが壁として立ちはだかる場合もあり、一筋縄ではいきません。
もちろん、最初から諦める必要もありません。オファーをかけてみると、快諾してもらえることもありますから、当たって砕けろの精神で問い合わせてみるのです。
著名人に対して、人脈があるならそれを頼るのが一番ですが、まったくつてがないとすれば、タレントのキャスティングを手掛けるイベント会社など、強みのある会社へ依頼するのが最も確実です。
もし直接連絡を取る場合、タレントや著名な文化人の多くは、事務所に所属していますが、フリーランスだったり、自分で事務所を立ち上げていたりするなら、ホームページを通じて連絡できるかもしれません。
今どきは、SNSのダイレクトメッセージで出演依頼を受け付けるケースもあります。コンタクトの手段は、相手に合わせて選ばねばなりません。
イベントに最適なゲストのイメージが湧かなければ、インターネットで「講演依頼」「イベント出演依頼」と検索すれば、さまざまなサイトが出てきます。それである程度の目星をつけることができます。
ただしギャランティについては、特にタレントなどは、記載がない場合がほとんどです。