「マージンコールとは?」FX初心者の方へ向けてロスカット前に発動するマージンコール(別名:ロスカットアラート)について詳しく解説します! 通知設定や判定基準を知っていればマージンコールが出ても慌てることなく取引ができますよ。
【図解】マージンコールとは?ロスカット前の警告で強制決済を回避

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「そもそもマージンコールって何?」

「マージンコールはどのタイミングで出るの?」

「マージンコールを出さずに取引する方法が知りたい!」

といった悩みを持っている人も多いはず。

 

マージンコールとは、証拠金維持率の低下を知らせてくれるロスカットの予告のようなものです。

 

マージンコールが出た時の正しい対処法を知らないと、ポジションが強制的に損切決済されてしまいます。

 

この記事では、マージンコールの概要や、マージンコールが出るタイミングについて解説します。

 

マージンコールを出さずに安全に取引する具体的な方法についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

この記事でわかること
マージンコールの意味と仕組み
マージンコールの出るタイミング
マージンコールが出たときの対処法
マージンコールの設定方法

 

 

目次

 

マージンコールとは?

マージンコールとは
 

 

マージンコールとは、損失が発生して、証拠金維持率が一定レベルを下回る場合、FX会社が証拠金の追加またはポジションの決済を求めることです。

 

証拠金維持率の低下を知らせるロスカットの予告的なサービスで、「ロスカットアラート」とも言われます。

 

そして、マージンコールを無視して証拠金維持率がFX会社が定めるロスカット基準まで下がると、ロスカットされて、強制的にポジションの含み損が確定します。

 

証拠金維持率とは

証拠金維持率とは、FXを始める際に証券会社で作った口座資金に対しての、純資産額の割合です。

 

証拠金維持率の計算式は以下の通り。

 

証拠金維持率 = 時価評価総額 ÷ 必要証拠金 × 100

 

【時価評価総額】
FX会社に預けてる残高に保有ポジションの含み益と含み損を足した総額

【必要証拠金】
FX取引を始める際にFX会社に預ける最低限の資金(証拠金)

 

例えば、口座に10万円を入金して、米ドル円=100円の時に、1万通貨を保有した場合の証拠金維持率の計算をしてみます。

 

10万円 ÷ 4万円(※) × 100 = 250%

※必要証拠金:100円 × 1万通貨 × 4% = 4万円

 

証拠金維持率は250%ということになります。

 

ロスカットとの違い

ロスカットとは、証拠金維持率が一定ラインを下回った時に全てのポジションを強制的に決済させる仕組みです。

 

マージンコールはあくまで証拠金維持率の回復を求めるだけで、ロスカットのような強制力はありません。

 

ただし、マージンコールが出た後に、追加入金やポジションの決済をして証拠金維持率を回復させなければ、ロスカットされる可能性が高いです。

 

また、証拠金維持率の判定基準はロスカットよりもマージンコールの方が厳しく設定されています。

 

例えば「DMM FX」は、マージンコールの判定基準が証拠金維持率100%以下で発生しますが、ロスカットの判定基準は証拠金維持率50%以下となっています。

 

【例】GMOクリック証券のFXネオでマージンコールが出た場合

では、GMOクリック証券のFXネオを例にマージンコールが出るまでの流れを見ていきましょう。

 

FXネオでは、ロスカット判定時に証拠金維持率が100%未満だった場合に、証拠金維持率がロスカット水準に近づいているとメールで知らされます。

 

例えば、口座に10万円を入金して米ドル円=100円の時に、1万通貨を買い保有した場合の証拠金維持率は250%なので、マージンコールは発生しません。

 

そこから為替変動が大きくなり、為替が1ドル=93.750円にまで下落すると証拠金維持率が100%をきるので、マージンコールのメールが届きます。

 

メールが送られてきてから、追加証拠金を入金せずに放置して証拠金維持率が50%を下回ると、自動ロスカットが行われて損切確定します。

 

GMOクリック証券のFXネオは50%以上〜100%未満でマージンコールのメールが届きますが、この判断基準は各FX会社で異なるので、利用口座の基準を確認しましょう。

FXのマージンコールはどのタイミングで出る?

マージンコールは、一般的に1日1回午前7時ごろに判定されます。

 

その時点で証拠金維持率が、各FX会社が定める水準を下回っていたらマージンコールがでます。

 

為替相場は常に変動しているので、相場を見ていない時間に証拠金維持率が大きく下がることも珍しくありません。

 

ポジションを保有している間は、毎日必ず証拠金維持率を確認するようにしましょう。

各FX会社のマージンコール基準

FX会社 マージコール判定基準
外為オンライン マージンコールなし
DMM FX 証拠金維持率100%を下回ったとき
GMO外貨 証拠金維持率100%を下回ったとき
GMOクリック証券 証拠金維持率100%を下回ったとき
みんなのFX 証拠金維持率110%を下回ったとき
インヴァスト証券 証拠金維持率75%を下回ったとき
外為どっとコム 証拠金維持率200%を下回ったとき
ヒロセ通商 証拠金維持率200%を下回ったとき
FXプライムbyGMO マージンコールなし
LIGHT FX 証拠金維持率110%を下回ったとき
マネーパートナーズ 証拠金維持率140%および120%を下回ったとき
SBI FXトレード マージンコールなし

もしマージンコールが出てしまったら

 

もしマージンコールが出てしまったら
 

 

もしマージンコールが出てしまったら、追加で証拠金を入金するまたは損切決済を行う必要があります。

 

なぜなら、資産以上の損失を出してしまうからです。

 

マージンコールが出ているのに対処しなければ、猶予期間を過ぎた時点で強制ロスカットされます。

 

そのため、マージンコールが出たら証拠金に余裕を持たせて強制ロスカットにならないようにしましょう。

マージンコールが出ないFX会社もある

マージンコールやアラート通知が無いFX会社もあるので注意するように。

実はマージンコールが出ないFX会社もあります。

 

なぜなら、資金管理は自己責任だからです。

 

ロスカットを避けるには、こまめに証拠金維持率を管理する必要があります。

 

例えば、国内FX会社の「SBI FXトレード」にはマージンコールありません。

 

証拠金維持率が50%を下回ってしまうと、マージンコールなくロスカットが執行されるので注意が必要です。

 

マージンコール通知設定方法

アラートの通知設定を確認しておきましょう。

 

なぜなら、FX会社によってはアラート機能があっても設定をしていないと作動しない場合もあるからです。

 

GMOクリック証券を例に、マージンコールの通知設定方法を解説します。

 

マージンコール通知設定方法1
 

1.会員ページにログイン

2.マイページ

3.登録情報・申請

マージンコール通知設定2

 

4.Eメール・ダイレクトメール>メール配信>変更画面

 

マージンコール通知設定方法3
マージンコール通知設定方法3

5.ロスカットアラート通知メールにチェックを入れる

 

この手順で進めていくと、メール配信設定画面が表示されるので、「変更画面」から「ロスカットアラート通知メール」をオンにしましょう。

 

設定後、ロスカットアラート通知メールの欄に「◯」と表示されていれば、ロスカットアラートが届くようになります。

マージンコールを出さないために

マージンコールを出さないための対策は3つあります。

 

・損切りの徹底
・余裕を持った証拠金の入金
・低レバレッジでの運用

 

マージンコールが出ないように自分の取引を見直しましょう!

 

損切の徹底

マージンコールを出さないためには、損切を徹底することが重要です。

 

そうすれば損失の拡大を防ぎ、資産を守れるからです。

 

損切を早くすると1回の損失額を最小限に抑えられて、次の取引に多くの資金を残せます。

 

損切によってポジションをリセットすればメンタルを崩さずに落ち着いて取引できるというメリットもあるので、損切は徹底しましょう。

 

余裕を持った証拠金の入金

証拠金は余裕を持った金額を用意しましょう。

 

なぜなら、証拠金が少ないと多少の含み損でもマージンコールが出てしまうからです。

 

逆に証拠金に余裕があれば、証拠金維持率を高く保ち安全に運用できます。

 

ただし、生活費を削って大金を入金すると、万が一失った時に生活に支障が出ますので、自分の資産と相談しながら余剰資金で行いましょう。

 

初心者でも30万円以上の証拠金が準備できると安心です。

 

低レバレッジでの運用

低レバレッジでの運用を心がけましょう。

 

なぜなら、高レバレッジだと多少の為替変動でも証拠金維持率が下がってしまうからです。

 

例えば資金10万円で1ロット(1万通貨)をレバレッジ5倍で取引した場合の証拠金維持率は500%となります。

 

一方、国内FX会社の最大レバレッジ25倍まで増やすと、証拠金維持率は100%まで下がるので、マージンコールのリスクが高まります。

 

そのため、レバレッジは最大でも5倍程度にしておくと良いでしょう。

マージンコールが充実している、おすすめFX会社

取引コストが安く、分析機能が使いやすい「GMOクリック証券」

GMOクリック証券
 
スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円

0.2銭

0.4銭 0.9銭
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1000通貨 最大550,000円

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100円からできるFX「松井証券」

松井証券
スプレッド
(ドル/円)
ユーロ/円 ポンド/円
0.2銭 0.5銭 1.1銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1通貨
マイナススワップが大きい
最大100万円

スプレッドは原則固定(※例外あり)
 

1通貨(ドル円なら5円)からFXの取引が可能
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ユーロ/円 ポンド/円
0.2銭 0.4銭 0.9銭
取引単位 スワップ キャッシュバック
1000通貨
マイナススワップが大きい
最大100万2千円
対象期間:口座開設月から翌月末まで

スプレッドは原則固定(※例外あり)
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FXのマージンコール まとめ

今回はFXのマージンコールについて解説しましたが、いかがでしたか?

 

上記で紹介した「マージンコールを出さないために」の3つを実践すると、リスクを最小限に抑えて安全にFX取引ができます。

 

では、もう一度、この記事の内容を確認しましょう。

 

・マージンコールは証拠金維持率の低下を知らせるロスカットの予告
・マージンコールは1日1回7時ごろに判定される
・マージンコールが出ないFX会社もあるからこまめに証拠金維持率をチェックしよう
・マージンコールを避けるためには余裕を持った資金低レバレッジで取引する

 

マージンコールが出る人は、損切ができずにハイリスクの取引をしている可能性が高いので、一度自分の取引を見直しましょう。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

みなさまの参考になれば幸いです。

 

参考元