コロナ禍で在宅時間が増えるなか、「できるだけ広い家に住みたい」とこだわる人が増えているといいます。そこで総務省のデータから「家の広さ」に注目してみました。
市区町村ランキング…日本で一番「家が広い町」、日本で一番「家が狭い町」 (※写真はイメージです/PIXTA)

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日本の住宅の平均的な広さは32.91畳…都道府県別にみていくと

「持ち家」か「賃貸」か。たびたび話題になっては、決定的な答えが出ないこの問題。結局は価値観、ということになりますが、「同じ条件であれば広い家がいい」というのは多くの人が納得するところでしょう。

 

総務省『平成30年住宅・土地統計調査』によると、日本にある5,361万6300戸の居住室*の平均畳数**は32.91畳。53平米ほどです。

 

*居間、茶の間、寝室、客間、書斎、応接間、仏間、食事室など居住用の部屋。玄関、台所(炊事場)、便所、浴室、廊下、農家の土間などや、店、事務室、旅館の客室など営業用の部屋は含まれない

**居室等の広さを畳数で表示する場合、畳1枚あたりの広さは1.62m2

 

都道府県別にみていくと、最も家が広いのは「富山県」。1住宅あたりの居住室の畳数は46.05畳。全国平均の1.3倍です。「秋田県」「福井県」「山形県」「岐阜県」と続きます。

 

一方で最も家が狭いのは「東京都」で24.89畳。全国平均の0.75倍程度です。「沖縄県」「大阪府」「神奈川県」「鹿児島県」と続きます。

 

居住スペースは、日本海側の地域で広く、また大都市圏を中心に狭い傾向にあります。都市圏では地価が高く、なかなか広い家は実現できない事情もあるのでしょう。

 

【都道府県「1住宅あたり居住室の畳数」】

1位「富山県」46.05畳

2位「秋田県」44.35畳

3位「福井県」43.13畳

4位「山形県」43.07畳

5位「岐阜県」42.14畳

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43位「鹿児島県」29.73畳

44位「神奈川県」29.68畳

45位「大阪府」28.43畳

46位「沖縄県」27.61畳

47位「東京都」24.89畳

 

総務省『平成30年住宅・土地統計調査』