本記事は、ニッセイ基礎研究所が2021年12月1日に公開したレポートを転載したものです。
(写真はイメージです/PIXTA)
楽しさやワクワク感をどう味わうか
以上、連立方程式まで持ち出して、いろいろ買い方を検討してみた。大事なことは、こうした買い方の検討を通じて、宝くじを楽しむことだ。
「今年は、こういう方針で、年末ジャンボを〇〇枚、年末ジャンボミニを××枚買うことにした」と、家族や友人に(嫌がられない程度に) 誇るのもよし。
「ごちゃごちゃした話は抜きで、とにかく年末ジャンボを連番で〇〇枚買って10億円を当てるぞ!」と、自分に気合いを入れてみるのもよし。
「どうせ高額当せんなんて起こらないから、年末ジャンボミニを××枚買って、手堅く1万円をゲットしにいこう」と、当せんしたときの受取倍率にニンマリしてみるのもよし。
くじの買い方は人それぞれだ。これが正解といえるものはない。ただ、このようにいろいろ考えながら、くじを買うところから、すでに宝くじの楽しさは始まっているといえるだろう。
今回の宝くじの発売期間は12月24日までなので、時間はまだたっぷりある。くじを買ったあとは、抽せん日(大晦日)までワクワク感を味わう。そうすることで、コロナ禍に揺れたこの1年に、一矢報いることができるかもしれない。
篠原 拓也
ニッセイ基礎研究所