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ソニー、日立、パナソニック…日本を代表する電機メーカー8社
先日、大手電機メーカーの東芝が事業を再編し、インフラサービス事業とデバイス事業を行う2つの会社を新しく設立するほか、東芝本体も含めて3つの会社に分割する方針を発表しました。新たに設立する2社はそれぞれ上場を目指すといいます。今後、株主総会で決議する方針ですが、いわゆる“モノ言う株主”との対立が懸念されています。
なにかとニュースになる電機メーカー。かつては白物家電から黒物家電、さらには電子部品やインフラまで、なんでもつくっていたため「総合電機」と呼ばれていました。「技術大国・日本」を支える中心的な存在だったのです。
しかし栄華を極めたのは1990年ごろまで。バブル崩壊後は、韓国や中国、台湾などの新興国との価格競争にやぶれ、事業の選択と集中、そしてリストラに迫られました。
たとえば、PC98などで一世を風靡した日本電気は、パソコン事業をレノボ・グループ(聯想集団)に売却。東芝は白物家電事業を中国の美的集団に売却しました。またシャープは台湾の鴻海精密工業の傘下に入っています。
最も勢いのあった頃を知る人は、少々寂しい思いさえ抱いてしまう、現在の電機メーカー。しかし日本を代表する会社であることに変わりはありません。
ちなみに最新の大手電機8社の売上は以下の通りです。
第1位「ソニーグループ株式会社」8兆9,993億6,000万円
第2位「株式会社日立製作所」8兆7,291億9,600万円
第3位「パナソニック株式会社」6兆6,987億円9,400万円
第4位「三菱電機株式会社」4兆1,914億3,300万円
第5位「富士通株式会社」3兆5,897億0,200万円
第6位「株式会社東芝」3兆0,543億7,500万円
第7位「日本電気株式会社」2兆9,940億2,300万円
第8位「シャープ株式会社」2兆4,259億1,000万円
※すべて2021年3月通期 連結