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大卒男性会社員で年収1,000万円超は、10人に1人
厚生労働省『令和2年賃金構造基本調査』で大卒男性会社員(平均年齢42.7歳、勤続13.2年)の平均年収を算出*すると、637万9,000円。20代前半で334万0,700円だった年収は、50代前半で869万0,100円とピークに達します。
*「決まって支給する現金給与額」と「年間賞与、その他特別給与額」から算出
【大卒男性会社員「年齢別平均年収」の推移】
「20~24歳」334万0,700円
「25~29歳」440万4,900円
「30~34歳」523万4,900円
「35~39歳」610万3,500円
「40~44歳」687万6,100円
「45~49歳」758万6,400円
「50~54歳」869万0,100円
「55~59歳」835万6,100円
「60~64歳」569万2,200円
厚生労働省『令和2年賃金構造基本調査』
また「基本給(所定内給与)」の分布をみていくと、中央値は33万5,900円。そこから推測される年収の中央値は521万3,200円となります。また年収1,000万円を超えると考えられる基本給64万円以上の割合*は、11.9%。大卒男性会社員で年収が“大台”にのるのは10人1人という限られた人たちだけです。
*調査給与区分上、基本給60万円以上を対象にカウント
同調査によると、平均年収が1,000万円を超える職業はパイロットや医師、大学教授と限られています。会社員で年収が1,000万円を超えるというのは、いかに特別なことであるかがわかります。
そんな高給取りの分布には大きな地域差があります。国税庁『令和元年度版統計年報』によると、年収1,000万円以上の会社員(給与所得者)が最も多いのは東京都で26万1,506人。全国の年収1,000万円超えの会社員の4人に1人が東京都在住です。続いて「神奈川県」が10万0,900人で、占有率10.26%。5位に「千葉県」、6位に埼玉県とランクインし、首都圏(一都三県)だけで46.7%。年収1,000万円超えの会社員の2人に1人は東京を中心に集中しているというのが現状です(関連記事:『高給取りはどこにいる?都道府県「年収1000万円超」ランキング』)。