会社員の独立を支援サポートする鈴木誠一郎氏は著書内において、「専門家」とは各分野で「困っている人の悩みを解決できる人間」であり、各分野の現場で働いている経験豊富なサラリーマンこそ「専門家」に向いていると述べています。本記事では、サラリーマンとして「会社勤めだけ」をしていることのリスクについて見ていきます。 ※本連載は、鈴木誠一郎氏の著書『最強!副業術 本業は「サラリーマン」副業は「専門家」の働き方』(ごきげんビジネス出版)を一部抜粋・再編集したものです。
定年後「急に退屈する人」と「ずっと幸せな人」の決定的な差…サラリーマン時代から準備できること (※写真はイメージです/PIXTA)

「ただのサラリーマン」を待ち受ける、定年後のリスク

サラリーマンの方が「副業専門家」を開始しようとすると、色々な不安や迷いが出てくるものです。確かに自分自身で稼いでいくということには困難もそれ相応の努力も必要になるものです。でも、あなたが自分らしく生きていくためには必要な準備段階なのです。

 

いきなり「専門家」として独立しようなどとはいいません。サラリーマンでいながら「専門家」を副業で始めればよいのです。企業への支援という「場」を積極的に求めていくことです。

 

そのプロセスの中で自分の専門領域をさらに深め磨きをかけるのです。気がつけば単に「サラリーマン」をやっているだけの時よりも、何倍も自分が成長していることがわかるはずです。

 

これからのサラリーマンは会社勤めだけをしていることは定年後に「リスク」を抱えることになります。今後日本人の寿命がますます延びていく中で、仮にめでたく定年となったとしても、その後は誰が面倒をみてくれるのでしょう。

 

おそらく定年を迎えても、数十年の年月が待っています。その年月を何をして過ごすのでしょう。ゴルフやウォーキングだけではすぐに飽きがきてしまうでしょう。定年後の数十年間を充実させ有意義に過ごしていくためには、サラリーマンだけをしていては不足です。

 

私が提案するのは、サラリーマンでいる間にご自分の「専門性」をつくり、深堀し、磨きをかけていくことで自分に適した「専門性」を極めていくことです。

 

こうすれば、仮に定年になったとしても「仕事」は十分にあります。これからの時代はますます「専門性」を深めた各分野におけるスペシャリストが必要になっていくからです。

 

自己実現も可能になってくるでしょう。その意味で最初は「特化型案件」を副業で行なうことから始めればよいのです。自分のペースで行なっていけばよいのです。

 

その「特化型案件」を獲得する方法についてお伝えします。具体的には次のような流れで進めていきます。