寝ても疲れがとれた気がせず、起きるのが辛いという方も多いでしょう。しかし、枕選びや目覚ましのかけ方の工夫ひとつで、スッキリとした朝を迎えることができるのです。スタンフォード大学医学部教授の西野精治氏が、専門家の見地から良質な睡眠を得る方法を解説します。※本記事は、『眠れなくなるほど面白い睡眠の話』(日本文芸社)より抜粋・再編集したものです。
疲れていてもスッキリ目覚める「20分間隔アラーム」の秘密 (※写真はイメージです/PIXTA)

寝起きをよくするには「熱のこもらない枕」がポイント

●もっと脳を休ませるには…

 

通気性のよい枕で効率よく頭を冷やしましょう。

 

睡眠には、日中の活動で興奮状態がつづく脳を休ませる働きがあります。脳の温度は脳が活動的なときに上昇していますが、深部体温と同様、就寝中に下がります。

 

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

快適な入眠を促すには、「頭寒足熱」どおり頭を冷やしましょう。脳の温度を下げることは、深部体温を下げることでもあります。脳の温度も下がるので、深部体温だけを低下させる場合より、しっかりと休息がとれます。

 

 

また、体を疲れさせない、余計な力の入らない寝姿勢を知ることも大切です。二足歩行の人間の頭は重く、活動時には首から下へ垂直に重さがかかっています。就寝時には、体に負担をかけないために枕で頭を支える必要があります。

 

枕を選ぶときは、頭を乗せたときのフィット感やしずみ具合、寝返りの打ちやすさなどを確認しましょう。

 

枕が首や頭の形に正しく合っていないと、体の痛みを引き起こすだけでなく、眠りが浅くなります。睡眠中は多い人で20〜30回も寝返りを打つので、楽に寝返りができるよう、枕の左右が少し高いものがおすすめです。

 

 

ただし、首や頭と枕の形がぴったり合うほど熱がこもるので、通気性も重要です。高密度のウレタンは熱をためこみやすく、フェザーや綿は温度にムラが出るので好ましくありません。