読書で得た知識を「アウトプット」する機会を作る
読書は、読むだけで終わりではありません。できれば読書はアウトプットまでをセットにすると、より読んだ本の内容が自分自身に定着します。ここでいうアウトプットとは、本を読み、自分がどう思ったか、どう感じたかというのを書き出していくことです。
筆者は、YouTubeにアップするためなのもありますが、3回読み終わったあとには、1冊の書籍の解説を、大体1000字から2000字の文章にしています。
また、2回目の熟読読みの時は、自分の思い、感じたこと、疑問に思ったことなどもメモしながら読んでいます。
そして、3回目を読み終えたら、すぐアウトプットをします。なぜなら、アウトプットをしないと脳に定着しないからです。筆者の場合は、「YouTube図書館」にアップする動画を撮影することで、アウトプットをしています。
動画撮影の前に、特に解説したい部分を20ページぐらいに絞り、余白部分にまずは本全体の要約を書き、自分が感じたこと、新しい気付き、疑問に思ったことを書き入れます。
また、本を読みながら、自分の体験に重ねて落とし込める部分があれば、具体例を書き込みます。例えば中学生の野球部時代の経験、高校生で音楽をやっていた時の経験、大学受験、会計士試験などです。
このように、実際に本に手で書き入れることで、頭の整理もでき、書籍の内容が腑に落ちるのです。
学生の場合は、定期的にテストがあるので勉強したことをアプトプットできますが、社会人はテストがないので、学んだことをアウトプットする場を自分で作る必要があります。そのために、読んだ本の内容や、そこで学んだ内容を書き出しておく、つまりアウトプットしておくことは、とても需要です。
読書で得た知識を自分のものとして使いたいのであれば、インプットだけではなく、必ずアウトプットすることが大事なのです。
金川 顕教
公認会計士