「住み慣れた自宅」を活用して、老後も豊かに住み続ける方法

オーナーの理想の暮らしをかなえるために、自宅を建て替え、賃貸経営をプラスする「自宅併用型賃貸住宅」は、オーナーごとの要望や事情を考慮して、最適なプランニングを行う。今回は「自宅併用型賃貸住宅」で、住み慣れた場所に住み続けることをかなえた5組のオーナーをみていこう。

「住み替える」のではなく「住み続ける」ことを選択

自宅の建替えを検討する際、オーナーによって要望や事情はさまざまだ。夫婦二人では広すぎるから減築したい、相続の際に分けやすいようにしたい……リタイア後であれば、当然、大きな費用負担には懸念を示すだろう。

 

 

このような一人ひとりの要望や事情に対応し、かつ建替え費用の負担を軽減するのが三井ホームの「自宅併用型賃貸住宅」だ。よく知られた賃貸併用型住宅はある程度決まったフォーマットのなかに、自分たちの暮らしを当てはめなければならないが、「自宅併用型住宅」で優先されるのは、オーナーのこれからの暮らしだ。

 

「長寿社会において、リタイア後の生活は何十年にも及びます。そのなかで大切にすべきは生活の質です。住み慣れた場所があるのであれば、そこに住み続けることが生活の質の向上につながるでしょう。その思いをかなえるのが『自宅併用型賃貸住宅』なのです」(三井ホーム株式会社営業推進部賃貸・用地グループ 依田明史グループ長)

 

これから紹介する5つの「自宅併用型賃貸住宅」は、事情も要望も異なるオーナーが住み続けることをかなえたものだ。オーナーの暮らしを第一に考える、新しい形の賃貸経営のカタチをみていこう。

 

【事例①】マンションへの住み替えから一転、住み慣れた場所に暮らすことを決断

都内の主要駅から徒歩3分の緑豊かな住宅街の一角。築30年の一軒家に住んでいたオーナーは当初、約130坪の敷地を売却し、マンションに住み替えることを検討していた。一方で、マンションでの生活に抵抗があり、また愛着の深い住み慣れた場所に暮らし続けたいという思いもあった。

 

そこで、駅から近いという好立地であることや周辺環境の良さに注目し、「自宅併用型賃貸住宅」に建て替えることを決めた。

 

建替えの際に希望したのは「何回も建替えのために引越しをしたくない」ということ。そこで旧宅が縦割りの二世帯住宅だったことを利用し、まずは自宅の半分を、次に残り半分と庭部分に賃貸部分を建て、完成後にジョイントするという方法を採用した。

 

新しい建物の賃貸部分には、メゾネットタイプの2LDKを4戸配置。水回りなど一部の設備をグレードアップし、玄関ドアなどを洗練されたデザインのものにするなどして、高所得の入居者を獲得した。またオーナーはプライバシーが守られるか心配していたため、オーナーの自宅と賃貸住宅の入口は異なる道路に面するように配置。お互いのプライバシーを尊重するつくりにしている。

 

シースルーの手すりなどを採用し、都会的でシャープなシルエットを創出
シースルーの手すりなどを採用し、都会的でシャープなシルエットを創出

 

【事例②】愛着ある自宅敷地の庭と樹木を活用…外国の邸宅風の「自宅併用型賃貸住宅」

都内の閑静な住宅地。470㎡の敷地に建つ自宅は築35年が経ち、建替えを検討していた。以前から敷地全体を使ったマンション計画の提案を複数受けていたが、愛着のある庭がない生活に抵抗を感じ、どれもしっくりこなかった。

 

オーナーは最終的に収益性を優先させるのではなく、今まであった庭や木を残すことを優先した「自宅併用型賃貸住宅」に建替えることを選択した。

 

オーナーの要望は大きく「1階ワンフロアで快適な居住空間を確保」「庭と一体化したウッドデッキ」「庭以外にも既存樹木を残す」「賃貸部は全戸収納を充実させ、近隣物件と差別化」「賃貸住宅に見えない邸宅風外観」という5つ。

 

完成したのは、賃貸のみの東棟と、1階は自宅、2階は賃貸となる西棟の2棟。瀟洒な邸宅風の外観で、愛着ある庭と樹木を最大限に活かした配棟が特徴だ。オーナーは「マンションを建て、自分は他の場所に移ることも検討したけど、住み慣れた場所に住み続けることができました」と話している。

 

築35年の自宅を「自宅併用型賃貸住宅」に。愛着ある庭と樹木を活かした配棟に
築35年の自宅を「自宅併用型賃貸住宅」に。愛着ある庭と樹木を活かした配棟に

 

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三井ホーム株式会社 営業推進部 賃貸・用地グループ グループ長

著者紹介

連載 住み続けるための新しい選択「自宅併用型賃貸住宅」

取材・文/関根昭彦 撮影(人物)/杉能信介
※本インタビューは、2020年3月3日に収録したものです。