マクタン・セブ国際空港の新ターミナルがオープン
フィリピン不動産で、いま注目のエリアが、セブ・マクタン島です。
ご存じの方も多いかと思いますが、念のためご説明しておきますと、マクタン島はセブ島の東に位置する小さな島です。マクタン・セブ国際空港を擁し、2本の橋でセブ島に結ばれており、セブエリア全体の玄関口となっています。
風光明媚なリゾート地であるにもかかわらず、マクタン・セブ空港から車で15分も走ればシャングリ・ラなどの一流リゾートホテルがあるため、日本から、いわばドア・トゥ・ドアで楽しめる手軽なリゾート地として人気があります。
この、マクタン・セブ国際空港は、今年(2018年)の7月に、新ターミナルがオープンして拡張され、24時間営業も開始されました。空港の拡張計画と機を一にして、マクタン島では、大規模な開発プロジェクトがいくつもスタートしています。
マクタン島の魅力は、風光明媚な景観の他にも、美しいビーチで、至れり尽くせりのサービスで楽しめるダイビングや、ホスピタリティの優れた一流ホテルのサービス、小さいながらカジノもあり、また英語学習の場もあるなど、さまざまな面があります。日本からの観光客が4割を占め、ほとんどのホテルなどでは日本語が通じることも、日本から訪れるには魅力でした。一口でいえば、ハワイに近いような魅力を持つリゾート地です。
しかしこれまでは、マクタンにはこれといった大型商業施設がなく、それだけが残念でした。たとえば、グローバルシティにあるハイストリートのように、きれいな通りでウィンドウショッピングをして、スパやエステでくつろぎ、カフェでお茶をして、夜はレストランやバーで食事をして…、と1日中楽しむことができ、帰国前にはおみやげ物も買えるような大型商業地区があれば、マクタンの魅力は完璧になるのに、と思っていたのです。
そんな不満に応えるかのように、マクタンでは大型商業地区の開発がいくつも進んでいます。その一つが2020年にオープン予定の巨大統合型カジノリゾート。マクタンにはこれまで小規模カジノしかなく、そこに物足りなさを感じる方もいました。しかし、劇場や商業施設、ホテルも含めた統合型カジノリゾートができ、また、他にも開発が進められてる大型商業施設がオープンしていけば、マクタンの魅力はさらにアップすることでしょう。
短期でも、長期滞在でも楽しめる本格的リゾート地、名実ともに「アジアのハワイ」となることは間違いないと思います。
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富裕層向けホテル・レジデンスの開発が進む
いくつも進んでいるマクタンの開発プロジェクトの中でも、フィリピン内外の富裕層からの注目度において1、2を争うのは、アルーガホテル・レジデンス・プロジェクト(アルーガ・プロジェクト)です。
アルーガ・プロジェクトの開発デベロッパーは、ロックウェルランド社。ロックウェルランドは、ロペス財閥傘下のデベロッパーで、フィリピンでも1、2を争う超高級居住エリア・ロックウェルセンター(マカティ市)を開発したことで、フィリピンでは知らない人はいません。だれもが憧れる超高級住宅街・ロックウェルを開発したロックウェルランドが開発する高級リゾートホテル・レジデンス。どんなものができるのだろうと、注目が集まるのは当然のことでしょう。
ビーチリゾートの高級リゾートホテル・レジデンスというとハワイをイメージする人が多いかもしれませんが、このレベルのラグジュアリー感があるものとなると、トランプとリッツカールトンしかありません。そういう意味でも、ハワイよりも日本に近く、比較すると安価で手に入れられるこのアルーガ・プロジェクトの価値は非常に高いといえます。
マクタン島には、シャングリ・ラ、モーベンピック(旧ヒルトン)、シェラトン(建設中)などの一流ブランドのリゾートホテルが建ち並びます。
ビーチリゾートとしての魅力は、ハワイと決して引けを取らず、「2つとも行ってみたけど、ハワイよりセブ(※)のほうが好き!」という人も少なくありません。(※ 一般的に「セブ」と呼ばれるビーチリゾートは、マクタン島にあります)。
しかし、「ホテル・レジデンス」という点では、富裕層の期待に応えるところは、正直、これまで存在しませんでした。シャングリ・ラは、ホテルは素晴らしいですが、レジデンスがありません。モーベンピックにはレジデンスがありますが、だいぶ古くなってしまっており、全体的なグレード感も落ちており、やや魅力に欠けます。
来年(2019年)オープン予定のシェラトンにはレジデンスができるということで期待していたのですが、完成予定図を見るかぎり、どうも期待外れなようです。せっかくのマリンリゾートホテル・レジデンスなのに、レジデンス棟がビーチに面していない(!)など、企画・設計面に疑問を感じます。
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そんななかで、まさに真打ちとして登場したのが、ロックウェルランドが開発するアルーガ・プロジェクトですが、第1期発売の199戸は、発売開始と同時に申し込みが殺到し、すでにほぼ完売のようです。
199戸のうち、外国人が買える枠は80戸でした。筆者の経営するハロハロホームでは20戸以上仕入れるつもりで申し込んだのですが、競争が激しく、実際に押さえられたのは12戸。それもあらかじめ予約なさっていたお客様で、ほぼ売れてしまいました。
しかし、検討している人たちの「仮押さえ」期間1ヵ月が過ぎ、キャンセル案件が出てくる可能性は十分にあるので、それをすぐに狙える体制を整えておくことが大切です。来年には2期の発売もありますが、いずれにせよ早めに情報を手に入れて、すぐに動けるようにしておかないと、逃がしてしまうような世紀のプロジェクトといえましょう。
ホテル・レジデンスという、コンドミニアムとはまた違った魅力と特性を持つ投資対象にご興味を持たれる方は、ぜひアルーガ・プロジェクトにご注目ください。