フィリピンを舞台とする、新しい形の会員制コミュニティ「GATE of ASSETS 財団」が注目を集めている。本稿では、この財団の会員のみがリーチできる「投資と保全」の最新情報について、ハロハロアライアンス・ディレクターで「GATE of ASSETS 財団」の常任理事である鈴木廣政氏を中心に、現地情報に精通した方たちに紹介していただく。今回は、ハロハロホームでOJT中の川崎至恩さんに、投資先としてのフィリピンの可能性を聞いた。

ビジネスを通じ「理想」を現実にしていく実行力を学ぶ

── 川崎さんは、この春、ハロハロホームに入社したばかりと聞きました。

 

川崎 はい。いま、OJT中です。先輩に付いて、いろいろな業務を手伝いつつ、トレーニングを積んでいます。

 

── 入社の経緯は?

 

川崎 弊社代表の鈴木と、共通の知人を通じて知り合ったのがきっかけです。私には、ビジネスパーソンとして成功したいという夢があります。親が芸能関係の仕事をしていて、子どものころから「同じ方面に進んだらどうか?」「せっかくコネクションがあるのだから、うまく使うほうがいい」と周囲の方々にアドバイスされることもあったのですが、「ビジネスのほうがもっと面白そう」「優れたビジネスマンとして評価される人間になりたい」という思いのほうが強かったんです。

 

── ビジネスに興味を持ったきっかけは?

 

川崎 以前、メンターとして慕っていた方の影響です。飲食のフランチャイズを展開されている人物なのですが、その方のお話をうかがって、「ビジネスの世界で成功したい」と希望や憧れを抱くようになりました。

 

── ハロハロに入社を決めた理由は?

 

川崎 弊社の鈴木と会って、ビジネスに対する姿勢や、思い描いているビジョンに心が揺り動かされたことが大きいです。鈴木の話を聞いていて、自分でも驚くほどモチベーションが高まりました。

 

── たとえば、どんな話に共感したのでしょう。

 

川崎 ハロハロの取り組みを通して、いかにフィリピンに貢献していくか、日本とフィリピンの関係をよりよいものにするにはどうしたらいいのか……といった、フィリピンの社会やフィリピンの人々に対する熱い思いに、強く共感しました。

 

加えて、そうしたビジョンを現実的なミッションへと落とし込んでいく実行力にも惹かれました。理想を掲げる一方で、現実的なビジネスとしての側面も、冷静に見極めていく。そのバランス感覚に感銘を受けて、ぜひハロハロで働いてみたい、鈴木をはじめとしたハロハロのスタッフの仕事ぶりから、いろいろ学び取って、成長したいと考えたんです。

 

ポジティブさに溢れる国…フィリピンで感じた「勢い」

── 川崎さんが感じる、フィリピンの魅力とは?

 

川崎 人にも街にも、ポジティブなオーラが溢れているところです。フィリピンの人々はみな、フレンドリーでいい人ばかり。とてもフリーで陽気でありながら、意外と丁寧な一面も持っている。「正直」と言ってもいいかもしれません。フェイクさがないというか、みんな、素直に笑っている。働くときはしっかり働いて、遊ぶときは全力で遊ぶ、という姿勢の人が多く、裏表がないあたりも共感しますね。とにかく、最高な国だと思います。

 

── ビジネスにおいても、信頼できる人々なんですね。

 

川崎 そう思います。たしかに日本人の価値観からすれば、場合によりルーズに見えることもあるかもしれませんが、ちょっとした国民性の違いの範囲内ではないでしょうか。何より、現在のフィリピンは成長の一途で、社会もどんどん変化しています。それに合わせて、フィリピンの子どもたちももっと洗練された教育を受けられるようになり、ビジネス的な作法も磨かれていくことでしょう。将来的に、ビジネスリテラシーも高まっていくと考えます。

 

── 社会や経済が大きく変化する、過渡期であると。

 

ハロハロホーム 川崎至恩さん
ハロハロホーム 川崎至恩さん

川崎 ええ。フィリピンを訪れると、勢いを肌で感じますよ。ご興味がある方は、ぜひ一度、フィリピンにお出かけいただいて、その空気を直に感じてみてほしいです。きっと気に入っていただけると思います。

 

私も、子どものころから何度かフィリピンを訪れていますが、つい先日、研修でマニラに出向いたとき、改めて魅了されてしまいました。自分の記憶のなかにある街並みや人々の様子がガラリと変わって、とても都会的になっていたことに驚かされましたね。

 

── 先ほど、フィリピンの子どもたちについて言及されていましたが、12月に開催予定のストリートチルドレン支援イベント「Bright Light For A Better Life」についても心に期するものがあるのでは?

 

川崎 そうですね。日本で暮らしているとなかなか見えてきませんが、フィリピンのストリートチルドレンは本当に劣悪な環境で過ごしています。それなのに、とてもピュアで、いつも笑顔で、健気に生きているんです。そうした姿を目にすると「何とかしてあげたい」と心から思います。

 

やはり、子どもたちは“国の未来”だと思うので、大人がきちんとサポートしなければなりません。「Bright Light For A Better Life」をひとつのきっかけとして、フィリピンのストリートチルドレンにぜひ関心を持っていただきたいです。