今や世界有数の成長国といえる「フィリピン」。日本の富裕層による不動産投資なども進んでいるが、近年、投資先として特に注目を集めているのが「セブ島」である。本連載では、現地最大のインフラ建設会社が手がける巨大開発プロジェクト「ハロハロエデン」の全貌を明らかにするとともに、このプロジェクトに早期から参画できる「プレミアムオーナーシップ」の魅力などを探っていく。第二回目は、移住や留学の地としても注目を集める「セブ島」の魅力を改めて紹介したい。

物価が安く、ワンランク上の生活が可能に

フィリピンの魅力を語るうえで、日本からのアクセスの良さは大きなポイントになるでしょう。現在、東京-フィリピン間の直行便はマニラとセブ島で運航されていますが、東京からマニラへは4時間強、東京からセブ島へは4時間半程度でアクセス可能です。さらにこの直行便は毎日運航されています。フィリピンを初めて訪れる方の多くは「想像以上に近かった」「簡単にアクセスできて、疲れない」という感想を抱かれるようです。

 

 

観光スポットの多いフィリピンですが、近年、日本人から極めて高い人気を誇るセブ島は、とくに注目のエリアです。広い意味で「セブ島」といわれるエリアは、セブ島を中心に、マクタン島、パンタヤン島、カモテス諸島といった島々からなる「セブ州」に属しています。州都のセブシティーはマニラ首都圏に次ぐ大都市圏を形成しており、活気あふれる街です。空の玄関口となるマクタン・セブ国際空港は、マニラにあるニノイ・アキノ国際空港に次ぐフィリピン第2の国際空港であり、日本を含む様々なエリアにアクセスするのが容易な立地にあります。

 

 

セブ島は、年間の平均気温が26.5℃で、1年を通じて半袖で過ごせます。イメージ的には、ハワイに似た気候といえるでしょう。物価は日本に比べて半分以下。月々、1人あたり10万~13万円程度でワンランク上の生活を送ることが可能です。日本の年金だけでも十分に暮らせますから、短期の滞在はもちろん、リタイア後の永住地としてもオススメです。

 

「親日」という点も日本人にとっては大きなメリットです。日本人に対して好感を持っている人が多いことに加え、フィリピンの人々の気質は朗らかで家庭的とあって、日本人の気質とも非常にマッチします。また、ほとんどのフィリピン人は英語を流ちょうに使いこなすことから、現地の人とのコミュニケーションも取りやすく、街の案内表示やメニュー表記にも英語が使われています。そうした環境面も、日本人にとって過ごしやすいものになっています。

語学留学の一大拠点としても急成長のセブ島

セブ島はリゾート地としてだけでなく、語学留学先としても圧倒的な人気を博しています。フィリピンは、英語を習得するための安価な留学先として欧米やオセアニアに代わる人気エリアに急成長していますが、なかでもセブ島は、その一大拠点となっているのです。

 

現地にはたくさんの語学学校が存在し、日本人や韓国人を中心とした留学生が多数、フィリピンを訪れています。前述のとおり、セブ島は日本に近く、物価や授業料なども安価です。さらに、学校が休みになる週末にはリゾート施設で楽しく遊んだり、ビーチでのんびり過ごすこともできる。留学先・遊学先として、これほど魅力的なエリアはないかもしれません。

 

 

短期間のリゾートライフを楽しむ場所として、穏やかなセカンドライフを過ごすための永住先として、英語を身につけるための語学留学先として、フィリピン・セブ島には目的別にも対応できる環境が整っているのです。

取材・文/漆原 直行 撮影/永井 浩 
※本インタビューは、2017年6月2日に収録したものです。