[連載]子どもの才能を引き出す~天才IT相オードリー・タンを育てた母の教育メソッド ※本連載は、台湾の天才IT相オードリー・タンの母である李雅卿氏の著書『子どもの才能を引き出す』(日本実業出版社)より一部を抜粋、再編集したものです。
李 雅卿 台湾史上最年少で大臣となったオードリー・タンの母親。1954年生まれ。台湾南投県魚池郷出身。国立政治大学法律学修士。新聞「中国時報」で記者、雑誌「商業周刊」で編集者として8年間、ジャーナリズムに携わる。子どもの教育問題により退職し、管理と権威に満ちた伝統的な教育に対峙し、子どもに付き添う。台湾の教育改革に取り組み、「自主学習」を実践する実験小学校「種子学園」を創立する。初代校長。台北市独立学習実験プロジェクト(中学・高校6年)を立ち上げ、ユネスコから「アジアで最高のオルタナティブ教育の1つ」として賞賛される。(写真撮影:唐光華)
子どもの才能を引き出す 天才IT相オードリー・タンを育てた母の教育メソッド 著 李 雅卿(リー・ヤーチン) 訳 ワン・チャイ 出版社名:実業之日本社 発行年月:2021年5月 「学びに必要なのは競争ではありません。既存の型にとらわれることなく、自分の方向性を見つけるように母は私を教育しました。みんな、自分のペースで学べばいいのです」――オードリー・タン 台湾史上最年少で大臣になったオードリー・タン氏は、15歳で起業し成功を収めたが、かつて学校教育になじ…