『借金1000万円から億り人 じゃない方芸人の大逆転投資術』(KADOKAWA)著者のオモロー山下氏は、株価予想が外れれば、しれっと「上方修正」という言葉で正当化する金融アナリストたちに「後出しジャンケンやないか!」と異を唱え、プロの予想は一切信じないと断言します。同書より、投資判断において「絶対的な信頼」を置く意外な情報源について解説します。
「後出しジャンケンやないか!」アナリストの“株価予想”は信じない。〈億り人〉になった“じゃない方”芸人が、投資判断で絶対的な信頼を置く「職業の正体」

〈億り人〉になった“じゃない方”芸人が絶対的な信頼を寄せる「現場のプロ」

では、一体誰の情報を信じればいいのか?

 

僕が絶対の信頼を置いているのは、現場で実際に手を動かしている「技術者と研究者」です。彼らは、技術の最前線にいるからこそ「この技術は本当に実現可能か」「これは世界を変えるゲームチェンジャーになるか」という本質的な判断ができます。

 

僕が特に参考にさせてもらっているのが、中島聡さんです。中島さんは元マイクロソフトのエンジニアで、ウィンドウズ95やインターネットエクスプローラーなど、世界中の人が使ったソフトウェア開発の中心メンバーとして携わった、日本が誇る伝説的なプログラマーです。現在も最先端のテクノロジーに触れ続けていて、技術の「本物」と「ハッタリ」を見極める目は抜群に確かだと僕は思っています。

 

その中島さんが、自動運転については「もうほぼ完成している。国が許可すればすぐにでも実用化できる」と断言する一方で、人型ロボット(ヒューマノイド)については「将来100%来る技術だが、実現は5年、10年先の話だ」とはっきり区別していました。僕自身も生活の中で「ロボット技術の未成熟さ」は肌で感じています。

 

ホンダのASIMOだって、2000年に世界初の本格的な二足歩行ロボットとして華々しく登場して、走ったり、手話をしたり、人間と一緒に歩いたりする姿で世界中を驚かせましたよね。でも、あれだけの注目を集めながらも、そこから実用レベルに進化させることはできず、ホンダは2022年にASIMOの開発を終了しています。20年以上かけても「研究用のデモ」の域を出られなかったわけです。