『借金1000万円から億り人 じゃない方芸人の大逆転投資術』(KADOKAWA)著者のオモロー山下氏は、株価予想が外れれば、しれっと「上方修正」という言葉で正当化する金融アナリストたちに「後出しジャンケンやないか!」と異を唱え、プロの予想は一切信じないと断言します。同書より、投資判断において「絶対的な信頼」を置く意外な情報源について解説します。
「後出しジャンケンやないか!」アナリストの“株価予想”は信じない。〈億り人〉になった“じゃない方”芸人が、投資判断で絶対的な信頼を置く「職業の正体」

アナリストにはわからない「現場の肌感覚」

では、ロボット技術はまったく進まないのかというと、そうではありません。中島さんが指摘していたのは、「ゼロから人間のようなロボットを作るよりも、すでに完成している製品にAIの頭脳を『乗っける』ほうが、普及は圧倒的に早い」ということでした。

 

例えば、エアコンはもうセンサーで人の位置を検知して風向きを変えられるし、洗濯機は衣類の量や素材を自動で判別して最適な洗い方を選んでくれる。冷蔵庫の中身をカメラで認識して賞味期限を管理するモデルも登場しています。

 

こうした「家電として完成しているハードウェア」にAI機能を追加するのは、ゼロからロボットを作るよりはるかにハードルが低いんです。そういった意味では自動車もハードウェアとして間違いなく完成しています。ですからAI機能を追加した自動運転の普及は、僕も早いと予想しています。

 

そして中島さんは、スマホの次に来るデバイスについても同じことを言っていました。ゼロから未来的なガジェットを発明するのではなく、サングラスやイヤフォンといった「すでに日常で使われているウェアラブル端末」にAIアシスタントを組み込む形が本命だと。

 

実際、メタはレイバンと組んでカメラとAIアシスタントを搭載したスマートグラスを発売していますし、AIが周囲の音を聞き取ってリアルタイムで翻訳してくれるイヤフォンも出始めています。こちらのほうが、人型ロボットよりもずっと早く、僕たちの生活に入ってくるはずです。こういう技術者のリアルな「肌感覚」は、アナリストには分かりません。

 

他に僕が情報収集で大事にしているのが「企業の事業説明会(決算発表)」です。アナリストの株価予想は無視しても問題ないですが、企業自身が公式に発信する事業内容はしっかり見たほうがいいです。

 

「今、こういう技術を開発しています」「今期の売上はこれだけでした」という過去と現在のデータは、一次情報の「事実」だからです。

 

 

オモロー山下

お笑い芸人

実業家/個人投資家

 

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