「後出しジャンケンやないか!」予想を“上方修正”するアナリスト
僕は当てずっぽうで投資をしているわけではなくて、情報を集めた上で仮説を立て、投資を実行しています。投資の情報を集めるとき、多くの人は「専門家の意見」を参考にしますよね。証券会社のアナリストレポート、テレビのコメンテーターの解説、経済新聞の強気な見出しなど……。
「プロが言っているんだから、正しいに違いない」と鵜呑みにしてしまいがちです。
でも、僕は「アナリストの『株価予想』は、一切信じない」というスタンスです。ちょっと言いにくいことですが、彼らの株価予想はほとんど当たらないからです。
例えば、年初にアナリストが「今年のS&P500は5000ドルまで上がる!」と予想したとします。でも、実際の相場が好調で夏頃に6000ドルまで上がってしまった。すると彼らはどうするか。「予想を上方修正し、目標株価を6500ドルとします」と、しれっと言い出すんです。
「いやいや、それってただの後出しジャンケンやないか!」と思いません?
プロ野球の解説者が、開幕前に「今年は阪神が優勝する」と予想したのに、シーズン途中で巨人が独走し始めたら「やっぱり巨人に変更します」なんて言ったら、めちゃくちゃ批判されるはずです。それなのに、金融の世界のアナリストは平気で予想を変え、それを「上方修正」という立派な言葉で正当化するんです。