(※写真はイメージです/PIXTA)
退職金は完全温存…年金枠の中で楽しむ趣味
月38万円の収入があれば、日々の食費や光熱費、マンションの管理費などの基礎生活費を払っても、十分に余裕が生まれます。夫婦の共通の趣味である「ゴルフ」も、すべてこの年金の範囲内で賄えているといいます。
「平日のシニア割引や早朝スループレーを賢く利用すれば、月数回のラウンドもそれほど大きな出費にはなりません。ウェアを買ったり、たまに遠くのゴルフ場へ遠征したりしても、毎月の年金支給額のなかで収まります」とユタカさん。
多くのリタイア世代が「貯金が減っていくのが怖くて趣味を縮小した」と嘆くなか、二人は現役時代と変わらないアクティブな生活を維持しています。なぜなら、5,100万円の退職金が、銀行口座に眠ったままだからです。これは将来の医療費や介護費、家のリフォーム代、あるいは子どもたちへ遺す相続財産として温存されており、日々の生活のプレッシャーを軽減してくれます。
現役時代の準備が生んだ、本当の自由
周囲の知人からは「退職金をドカンともらったから贅沢ができるんだ」といわれることも多いそうですが、ユタカさんとヤスコさんは「それは誤解だ」と笑います。
「退職金はあくまでお守り。私たちがいま、なんの心配もなく趣味に没頭できているのは、現役時代に二人で働き続けて、強固な年金基盤を作ったからです」
老後不安の正体は、未来への不透明さです。しかし、毎月確実に入ってくる十分な年金と、いざというときのための分厚い貯蓄という「二段構えの守備」があるからこそ、二人はいま、なんの罪悪感もなくゴルフを楽しむことができるようです。
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