(※写真はイメージです/PIXTA)
住んでみないと、分からないことはあるよ…
国土交通省『令和3年度 全国都市交通特性調査』によると、都市部の自動車利用割合は平日約3割、休日約5割。公共交通利用割合は平日が約3割で、休日は約2割です。一方の地方部では、自動車利用が平日約6割、休日約7割であるのに対し、公共交通利用は平日が7%ほど、休日は4%ほどに留まります。都市部は鉄道やバスなどの公共交通インフラが発達し、車がなくても移動が容易であるのに対し、地方は公共交通の廃止や縮小が進んでいる地域が多く、車が「生活の足」として不可欠であることがわかります。
また、一般財団法人 自動車検査登録情報協会によると、自家用車の保有率が高い地域は、福井県、富山県、山形県、群馬県、栃木県、長野県、茨城県、岐阜県など。これらは世帯あたり1.5台を超え、大人1人につき1台ということも珍しくありません。
昔からの住民いわく、渋滞がこれほど激しくなったのは、最近のことだといいます。
「いつも混んでいる国道の先に巨大なショッピングセンターができて、さらに渋滞が激しくなったそうです。大きな駐車場もあるのですが、そこに入ることができずにズラッと車が並んでいるんです」
このような渋滞に巻き込まれてばかりではたまったものではないと、今では1週間に1回、大渋滞も覚悟で買い出しに出かけ、残りの日は自宅周辺で引きこもる……それが夫婦のルーティンなのだとか。
「やはり住んでみないとわからないことは多いですね」
そのひとつが、水道光熱費の高さでした。
「引っ越しをして驚いたのが水道代ですね。東京にいたころと比べて1.5倍くらいになったと思います。東京のほうが何でも高いと思っていましたが、安いものもあるんですね」
水道料金は全国一律ではなく、市区町村の自治体ごとに決定されます。東京都は規模の経済や水源への距離などの条件が良く、水道代の安さは全国でもトップクラスなのです。
「こちらの生活自体は快適です。思い描いた通りの環境ですしね。ただ、何事も一長一短です。そして東京は東京でいいところなんだと再認識できたことも、移住してよかったことかもしれません」