財務省が公表した最新データによると、令和8年5月の1ヵ月間だけで約6.7兆円もの国債償還が予定されています。巨額の借金を「借り換え」でつなぐ日本の財政。金利上昇は私たちの生活を支える社会保障や公共サービスの停滞、さらには増税を招くリスクを孕んでいます。国の家計簿から見える、今すぐ始めるべき自己防衛の必要性とは。
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国民生活にはどう関わるのか?
「国の借金の話なんて、自分には関係ない」と思うかもしれません。しかし、これは私たちの生活に直結する大きな問題です。
先述の通り、国債の借換えコスト(利払い費など)が増加すると、国の予算の多くが「借金返済」に消えてしまいます。国家予算は無限ではないため、借金返済の割合が増えれば、私たちが恩恵を受けるはずの医療・年金などの「社会保障費」や、子育て支援、インフラ整備といった「公共サービス」に回せるお金が減ってしまう可能性があります。最悪の場合、足りない財源を確保するために「増税」という形で私たちの負担が増えることも十分に考えられるのです。
このように、財務省の『国債の償還予定額』という一枚の表は、巨額の借金を抱える国の家計簿の厳しさをリアルに物語っています。社会保障や公共サービスに対する国の余裕が徐々になくなる可能性がある今だからこそ、国や制度に頼り切るのではなく、NISAやiDeCoなどをフル活用し、私たち自身で将来の備えをつくる「資産形成」がより一層重要になってくるといえるでしょう。