株式投資は「売買益を狙うもの」と考えられがちですが、実際には「配当金」や「株主優待」といった“持っているだけで得られるワクワク”も大きな魅力です。権利落ち日を過ぎると株価が下落するリスクには注意が必要ですが、利益以外の楽しみ方を追求することも1つの株式投資の醍醐味といえるでしょう。本記事では、横川楓氏の著書『散財さんのお金の増やし方』より一部を抜粋・編集し、個別株を楽しみながら保有する方法について解説します。
持ってるだけでも毎年嬉しい「個別株」の魅力…お小遣いになる〈配当金〉と〈人気のある株主優待12選〉【FPが解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

嬉しい優遇はモノ以外にも…何もせずとも入ってくる「配当金」

それ以外にうれしいのは「配当金」です。配当とは、企業が得た利益を株主に配当することを指します。

 

優待の場合、どれだけ株を持っていたとしても一定の株数から優待の中身が変わることはありません。たとえばライオンの株を100株だけ持っていても10万株持っていても、同じ優待しか受けられません。

 

それが配当金の場合、持っている株数に比例して受け取る配当金は増えていきます。また、優待と違って、1株しか持っていなくても1株分の配当金がもらえます。

 

配当金の目安となるのが「利回り」です。たとえば、株価が1,000円で、配当金が年30円であれば、配当利回りは3%です。

 

3%と聞くと少なく感じるかもしれませんが、銀行預金の金利(0.2%)と比べれば、その差は歴然です。

 

もし100万円分の株を持っていれば、毎年3万円が何もしなくても入ってきます。3万円あれば、ぜいたくなディナーに行ったり、マンガを大人買いしたりできますよね。

 

この株が1,000万円分になれば、配当金は年間30万円。株1億円分になれば、配当金は年間300万円……!

 

お金持ちの中には、そうやって資産を投資に回し、配当だけで十分暮らせるような人も少なくありません。資産家はそうしてさらにお金持ちになっていくというわけです。

 

ただし、「配当が高い株を買ったほうがいい」とは一概には言えません。配当利回りは株価に対する配当金の割合を指します。ですから、その企業の業績が振るわず、株価が下がったから結果的に高配当株になってしまった……というものもあるからです。

 

あくまで「好きな企業を応援していたら、お小遣いももらえてラッキー!」くらいの感覚でいるのが、散財さんにはちょうどいいスタンスかもしれません。