多くの人は株式投資を“お金を増やす手段”と捉えているでしょう。しかし、企業の個別株を買う「個別株投資」は、企業の成長を応援したい気持ちから始まります。投資信託よりリスクが高く勉強も必要になりますが、「好き」の気持ちが大きい人はそれを「企業愛」として活かせるかもしれません。本記事では、横川楓氏の著書『散財さんのお金の増やし方』(三笠書房)より一部を抜粋・編集し、「推し活」として始める個別株投資について解説します。
“推し活”が資産に変わる「応援投資」の魅力。ファンだからこそ〈まさかの買いどき〉が見抜けるワケ【FPが解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

“好き”を資産に変える!推し活視点で考える「個別株投資」の魅力

私の周りには、好きな会社の株式を買うことで応援している人もいます。たとえば、「映画が好きだから東宝の株を買う」「ディズニーランドが好きだからオリエンタルランドの株を買う」といった具合です。

 

株を買うという行為は、「稼ぐ」側面ばかりに目を向けられていますが、企業を応援するために行うものでもあります。

 

株主が株を買ったお金を原資に、企業は事業を成長させる。そして、よりよいコンテンツを生み出す。それらが評価され、さらに株を買う人が増え、株価も上がっていく――。

 

こういった循環を回していくことが、企業と株主の理想形です。

 

映画を観たりディズニーランドに行ったりする中で、「ひょっとしたらこのすばらしいコンテンツの1億分の1くらいは、私の応援によって生み出されたものでは!?」と思えたら、ファン冥利につきませんか?

 

私自身も、「一生売らないぞ!」という気持ちで、応援の思いを込めて持っている株もあります。

実は“散財さん”こそ投資向き!? 強みを活かした「応援投資」

散財さんの強みを利用した個別株投資、通称“応援投資”について、考えてみたいと思います。

 

ただし、まず大前提として、個別株の投資では、株の勉強が欠かせません。新NISAで投資信託を買う場合には、「長期的にはおそらく右肩上がりになるだろう」との前提があるため、あまり株式の知識がなくても大丈夫です。

 

ですが、個別株は下落リスクが高いので、しっかりと「買いどき」「売りどき」を見極める必要があります。ですから、初心者が始めるべきは、まずは新NISAのつみたて投資枠での積立投資です。

 

そして、「もっといろいろな投資をしてみたい!」と、より投資に興味が出てきた段階で、応援投資を始めてみてください。