個別株投資で特に人気が高いのが「IPO(新規公開株)投資」です。抽選での参加が基本ですが、好きな会社の「デビュー時株主」になれる“推し活”です。もし株主になれば、あなたも経営を担う関係者の一員となります。株主総会という“現場”に参加して、一番近くで企業の発展を見守ることも一つの醍醐味でしょう。本記事では、横川楓氏の著書『散財さんのお金の増やし方』より一部を抜粋・編集し、IPO投資の基本と株主という関係者の立場を楽しむ方法について解説します。
株式投資を「推し活」として楽しむ!好きな会社のデビューを祝う〈IPO投資〉と“関係者”になれる〈株主総会〉の醍醐味【推し活経済評論家が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

もし、好きな会社が「上場」したら…まるでお祭りな〈IPO投資〉

株式投資の「お祭り」とも言える「IPO(新規公開株)投資」とは、未上場の企業が新しく株式市場にデビューすること。

 

もし、あなたが好きなコンテンツを作っている会社が「上場します!」と発表したら、それは最初の株主になれるチャンスです。

 

IPO投資がなぜ人気かというと、市場に出る前の「公募価格」で株を手に入れられるからです。

 

人気の企業が上場する場合、「あの上場株、欲しい!」という買い注文が殺到し、上場した瞬間の価格(初値)が、公募価格よりも高くなることがよくあります。いわゆる「ご祝儀相場」ですね。

 

公募価格で安く手に入れて、直後の初値で高く売れる可能性がある。このシンプルさが、多くの投資家を惹きつけています。

 

たとえば、2024年に上場して話題になった「東京メトロ」。公募価格1,200円に対し、ついた初値は1,630円でした。もし100株買っていれば、「4万3,000円」のお小遣いになった計算です。

 

もっとすごい例もあります。同じく2024年に上場した、高校生の採用支援などを行う「ジンジブ」という会社。

 

こちらは公募価格1,750円に対し、初値はなんと3,980円! 100株で「22万3,000円」もの利益になりました。

まるで「プラチナチケット」…人気すぎて買えない〈IPO株〉の注意点

ですが、世の中そんなに甘くはありません。みんなが欲しがるので、人気のIPO株は「抽選」になることがほとんどなんです。

 

細かい購入手順の説明は割愛しますが、IPOは通常の株とは違い、「取り扱っている証券会社が限られる」「事前の申し込みが必要」など、ちょっとハードルが高めです。

 

絶対に儲かる保証はありませんし、公募価格より初値が下がることもあります。

 

初心者のうちは、「応援している会社が上場するなら、記念に申し込んでみる」「当たったらラッキー!」くらいのスタンスでいるのがちょうどいいと思います!