株式投資では「あのとき買っていれば儲かったのに」と後悔する場面もありますが、重要なのは過去の値動きを通じて“タイミング”を学ぶことです。「話題になってから飛びつく」のではなく、自身の体験や感覚をもとに企業の成長ストーリーを描いてみて「応援したい」と思えるかどうかは、投資の判断軸になり得ます。本記事では、横川楓氏の著書『散財さんのお金の増やし方』(三笠書房)より一部を抜粋・編集し、大ヒットゲームや人気テーマパークを運営する企業の例をもとに投資の判断基準となる視点を解説します。(※著書に基づく著者の見解を紹介するものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません)
もし、あの〈人気テーマパーク株〉を2017年に100万円分買っていたら?…「高値掴み」で後悔する人と、「肌感覚」で買いサインを見抜くファンの差【推し活経済評論家が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

みんな大好き「人気テーマパーク株」の買いどき

みんな大好きディズニーランドを運営する、「オリエンタルランド」。「ずっと大人気」のイメージが強いディズニーランドですが、実はこんなに株価が動いているんです!

 

[図表2]オリエンタルランド(4661)の株価

 

2017年には、1,250円を下回るときもありました。それが2024年1月には、5,700円を超えるタイミングもあったんです。

 

もしあなたが2017年の底値のタイミングで資産100万円をすべてオリエンタルランド株に投じ、2024年1月の天井のタイミングで売却したとしたら、どうなっていたでしょうか?

 

2017年1月の時点で、100万円で800株ほど買うことができます(100万円÷1,250円)。それを2024年1月に売ると……800株×5,700円で、456万円!  

 

わずか7年で、資産が4倍以上の儲けです。ここから税金(約20%)が引かれますが、夢がありますよね!

 

一方で、逆のパターンも考えられます。仮に2024年の天井で買って、そのまま今も保有しているとしたら、2026年1月では、株価は2,900円程度まで落ちているので、資産は半分近くまで減ってしまっています。

 

2024年6月には、東京ディズニーシーに新エリアがオープンして話題になりましたが、それでも株価は右肩下がりでした。だからこそ、「肌感覚」が武器になるんです。

 

実際にパークに足を運び、その目で見た情報を踏まえ、「ここから株価が上がっていくストーリー」を描いてみてください。

 

たとえば、あくまで一例ですが、今のディズニーに対して「パーク内の単価は確実に上がっていて、人は減っていない。ということは、今後絶対に業績は伸びていくはずだ!」と思えば買いどきかもしれません。

 

しかし、「今はスマホがなくちゃ回れないし、全体的に満足度が下がっていて、来園者の心が離れている。業績はまだ下落する可能性がある」と思えば、買うべきではないでしょう。

 

なお、PERは約42倍、PBRは約4.6倍で、割高な水準にあると言えます。

 

 

横川 楓

経営学修士(MBA)/ファイナンシャルプランナー(AFP)

やさしいお金の専門家

推し活経済評論家