相場の転換点が予測できる?「一目均衡表」とは

「一目均衡表」とは、昭和初期、当時新聞記者だった細田悟一氏(ペンネーム:一目山人[いちもくさんじん])が中心となって編み出された分析手法です。「相場がひと目見てわかるチャート」ということから名づけられ、現在では海外のファンドマネージャーからも広く支持されているといわれています。
一目均衡表は、転換線・基準線・先行スパン①・先行スパン②・遅行スパンという5つの線で構成されます。まずは、それぞれの線の意味を確認しておきましょう。
・転換線……過去9日間の最高値と最安値の平均値。
・基準線……過去26日間の最高値と最安値の平均値。
・先行スパン①……基準線と転換線の平均値を26日先行させたもの(例:1月5日の数値を2月10日に移動させ線を引く)。
・先行スパン②……過去52日間の最高値と最安値の平均を26日先行させたもの。
・遅行スパン……当日の終値を26日前に繰り戻したもの(例:1月5日の数値を11月26日に繰り戻し線を引く)。
※日数は営業日で、当日を含む。
そして、一目均衡表で大切なのが「雲(抵抗帯)」と呼ばれる、先行スパン①と先行スパン②に挟まれた部分です。
[図表1]は、ある銘柄の昨年7月16日から12月30日までの一目均衡表です。図中緑色で塗りつぶされている部分が「雲」にあたります。
この一目均衡表からは、さまざまな情報を読み取ることができます。まずは基本から。基準線(紫線)が上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンドと判断できます。
また、ローソク足が基準線(紫線)の上にあれば強気相場、下にあれば弱気相場とみることができます。これもわかりやすいポイントです。
線が交差したところが相場の「変わり目」
ここから少しずつ難しくなりますが、順を追ってみていきましょう。
転換線(赤線)と基準線(紫線)が交わるところは、相場の変わり目となることがあります。まず、①転換線(赤線)が基準線(紫線)を上抜けることを「好転」と呼び、これは上昇相場入りのサインとみることができます。
逆に、②転換線(赤線)が基準線(紫線)を下抜けることを「逆転」と呼び、これは下降相場入りのサインです。
また、遅行スパンがローソク足を上回った場合も「好転」とされ、これも上昇相場入りのサインと捉えられます。逆に下回った場合は「逆転」で、下降相場入りの可能性が高くなります。






