(※写真はイメージです/PIXTA)
メンバーの心が離れる職場の共通点
では具体的にどうやって「推せる職場」をつくっていくのか? 逆にメンバーのやりがいも主体性もどんどん奪っていく、ダメな職場に共通する特徴を解説します。もし思い当たることがあったら、それをやめるところから始めてみてください。
意見やアイデアが反映されない「やらされ感」
目安箱だけ置いておいて、中身は捨ててしまう。そんな職場があります。ある会社では、全社で大々的にグループ研修を行い、「新規商品・サービス」のアイデアを課題として提出させました。なんでもいい、思い付きでも構わない、とハードルを下げて、積極的な参加を促す目的だったようです。
狙いは奏功して様々な意見とアイデアが寄せられました。問題はここからです。出されたアイデアを上層部だけの会議で検討し、「これは無理」「あれは意味ない」と選別が始まります。練りこまれた企画ではないので、すぐに形にできるものはありませんでした。結局、具体的には何も起こらず、いつの間にか話題そのものがどこかへ行ってしまいました。
上層部が真剣に議論したことは間違いありません。しかしアイデアを出してくれた社員への共感がゼロです。結局、自分たちの考えは無視される。ならば最初から上の人だけで決めればよい。そんな社員の“やらされ感”を放置しています。理屈や正論で答えを出したとしても、部下の感情を置き去りにしていては主体性が失われ、仕事が他人事になっていきます。
上林 周平
株式会社NEWONE
代表取締役