肥満解消と脂肪肝・糖尿病改善のための専門外来「スマート外来」の担当医である尾形哲氏によると、睡眠時間と体重には無視できない関係があるそうです。では、太りやすい体とならないためには、具体的に何時間くらい寝たらよいのでしょうか。尾形氏の著書『専門医が教える 1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)より、体を軽くするための「睡眠の重要性」を紹介します。
「寝ないと太る」って知ってた?…睡眠時間と体重の“無視できない”関係性【医師が解説】
心が軽くなれば体も軽くなる
心と体重の変動には、深い関係があります。体を軽くするには、心をケアしてスッキリ軽くすることが重要!
ぐっすり眠って“ やせ体質” になろう
減量のために無視できないのが「睡眠」。“寝ないと太る” のです!
睡眠時間と体重の関係を調査したところ、平均睡眠時間が7~9時間の人と比べて、6時間の人で23%、5時間の人で50%に肥満傾向がみられたという報告*11)があります。睡眠時間が短いと食欲抑制ホルモンの「レプチン」が減少し、反対に食欲増進ホルモンの「グレリン」が増加。その結果、深夜に食欲が出るのです。
また、睡眠不足はインスリンの働きを悪化させ、血糖値のコントロールを妨げます。そのため、脂肪の蓄積が促進するという報告も*12)。
寝付きが悪い人は、ストレスが過剰になっている可能性があります。急がず、あわてず、鼻から深呼吸を数度行ってから、ベッドに入ってみてください。
ストレスケアがリバウンドをはねのけるコツ
減量中は「◯◯を食べない!」「運動をしなくては!」と自分をしばりつけて、ストレスを増やしがち。ストレスを感じると、体内では「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。
コルチゾールはストレスへの耐性を高めるために、血糖値を上昇させるよう働きます。そして、“止められない食欲が暴れ出す”のです。ここで食べてしまえば、自分の意思の弱さを責めて、さらにストレスを大きくする悪循環に陥ることに。自分を甘やかす時間を作って、ストレスをためすぎないでくださいね。
体重が減ると前向きになってもっと活動的に
減量生活を始めたての時期は、「本当に体重が減るのか」「肝臓から脂肪が落ちるのか」「継続できるのか」と不安に思う人が多いようです。でも、今始めたことは将来のためになる大切な一歩です。信じて続けていけば、必ず体重は減ります。体重が減れば気分が上がり、活動的になれます。活動的になれば運動量も増えて、さらに体重が減る好循環が訪れますよ。


