甘いものは「半分にすること」からスタート

「お酒を飲まないのに、なぜ脂肪肝?」と驚く人もいますが、そういった方に多いのが、菓子パンやスイーツなどの甘いもの(せんべい、ポテトチップスなども含む)を習慣的に食べていること。

こうした甘いものはゼロに近づけるのが理想ですが、ゼロにする必要はありません。なぜなら、好きなものを食べられないことはストレスを増やし、人生の楽しみを奪ってしまうから。ストレスが増えれば“ドカ食い”をして、リバウンドの原因になりかねません。

甘いもの対策は、2段階で取り組みましょう。

まずは、食べる量を意識して、今の半量にすることから開始。無意識に甘いものを口にする人も多いため、食べる量を意識することが重要です。そして、量は半分に。

次の段階では、頻度を半分に。毎日甘いものを食べているのなら、2日に1回に減らします。そして、甘いものがなくてもいい日を増やしていくのが継続のコツ。とにかく、“ゼロを目指さないこと”が大切です。

出典:『専門医が教える1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)
[図表]食べる量を半分にする 出典:『専門医が教える1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)

糖質量10g以下で“間食”をとる

間食のポイントは、糖質量を10g以下にすることです。

1日トータルの糖質量は130g以下。1食が最大40gなので、40g×3=120gは食事からの分になります。

ここで、残った10g分が間食に回せるわけです。チーズやナッツ類は腹持ちがよく糖質量も低い間食になりますが、チョコやクッキーなども量を守れば食べることができます。

どうしても食べたいものは「前後の主食」と置き換え

糖質量10gを超える甘いものを食べたいときには、前後の主食と置き換えることで糖質量の帳尻合わせをする方法もあります。

例えば、あんまん1個(80g)の糖質量は37.5g程度。1個まるまる食べてしまうと糖質量オーバーになるので、1/2個までにとどめれば、次の主食とトレード可能です。

たまの楽しみとして置き換えるのはOKですが、常食は避けるのが基本。そして、糖質量を把握することを忘れないでくださいね。

出典:『専門医が教える1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)
出典:『専門医が教える1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)