糖質量が10g以下ならチョコもOK

「甘いものは食べられない」なんてことはありません! 量は少なくても、食べる楽しみは継続できます。

糖質量10g以下でスイーツを楽しむ

間食は糖質量10g以下なら、チョコレートやクッキーなども食べられます。商品についている栄養表示を参考に、食べられそうなものを探しましょう。

出典:『専門医が教える1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)
[図表]糖質10g以下の市販のお菓子 出典:『専門医が教える1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)

甘いものは昼食と一緒に食べる

甘いものは食べたいけれど太りたくはない! それなら、空腹時を避けて昼食の最後に食べましょう。

空腹時のおやつより昼食の最後がベター

空腹時の糖質摂取は血糖値を急激に上げて、脂肪を蓄積させやすいもの。同じ甘いものを食べるなら、空腹時のおやつよりも、昼食の最後に食べるほうが太りにくいといえます。

【体験者の声】 

食べる時間を工夫して甘いものを楽しむ O.R. さん(60歳)

自分で買うことは控えていますが、いただきものの甘いものは昼食と一緒に食べるようにしています。

ヨーグルト+オリゴ糖で腸内環境をメンテナンス

プレーンヨーグルトは甘さを加えずに食べるのがベストですが、多少甘くしたい人には「オリゴ糖」をおすすめします。ただ、甘くしすぎないように注意して!

善玉菌のエサになって腸内環境を整える甘味料

ヨーグルトなどに甘さをプラスするときは、「オリゴ糖」を使用すると腸内環境の改善に効果的。オリゴ糖は胃や小腸では消化されにくく(難消化性)、善玉菌のエサになって腸内環境を整える働きがあります。「フラクトオリゴ糖」「大豆オリゴ糖」「ラフィノース」「ガラクトオリゴ糖」などの種類がありますが、お腹が緩くなるなど人によって合う、合わないもあります。少量ずつ試し、食べすぎはよくありません。

出典:『専門医が教える1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)
[図表]ヨーグルトとオリゴ糖の図 出典:『専門医が教える1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)

【体験者の声】

自分に合うオリゴ糖を探すことも楽しい! S.N. さん(49 歳)

腸内環境を整えるため、ヨーグルトにオリゴ糖を加えて食べています。オリゴ糖は原材料により機能が異なるため、自分に適したものを試しながら楽しくダイエットに向き合えています。

シナモン、ココアの香りでスイーツ感を堪能

糖質の摂取は控えたいけれど、スイーツ感はほしいなら飲み物にシナモンやココアパウダーをちょい足し。満足感が上がるだけでなく、代謝アップ効果も期待できます。

甘い香りを加えるだけで甘いものロスが解決

一息つくときに甘いものがほしいこともあるでしょう。そんなときには、コーヒー、紅茶にシナモンやココア(ピュアココア)を加えてみては。糖質の摂取量は増やさずに、シナモンやココアの甘い芳香でスイーツ感がアップします。さらに、どちらも血流を促して代謝を上げるので、ちょい足しにより減量をサポート!

出典:『専門医が教える1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)
[図表]ココアパウダーとシナモンで満足感アップ 出典:『専門医が教える1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)

【体験者の声】

シナモンをふりかければ満足感がグンとアップ S.S. さん(47 歳)

ダイエット仲間にシナモンを活用している人がいて、私もマネして始めました。実際に甘味があるわけではありませんが、甘い香りがあるだけで満足感が違います。

尾形 哲
長野県佐久市立国保浅間総合病院
外科部長/「スマート外来」担当医