「ミドルライフクライシス」という言葉もあるように、ミドルシニア世代は自分の人生や仕事に不安を抱えやすい時期。こうしたなか、会社員を続けながら「もう1つの仕事」を始めたことで、失いかけたアイデンティティを取り戻せたという人たちがいます。竹本和広氏の著書『自分らしく生きる定年後の仕事 50代の働き方は「複業」で変わる!』(ごきげんビジネス出版)より、複業経験者の“リアルな声”をみていきましょう。
会社のつまらん社内政治にうんざりしていたサラリーマンだったが…50代で「個人事業主」に。人生初の確定申告をしたら“世界が変わって見えた”理由 (※写真はイメージです/PIXTA)

複業は時間の使い方が肝

以上、複業実践者のメッセージを紹介しました。ほかにも「右往左往しながら複業をはじめた。大変だったけど、自分で意思決定できるうれしさがすべてを上回っている」という人もいました。

 

複業している人たちを見て思うのは、時間の使い方が皆さん上手です。移動の時間もムダにしません。1日に複数の仕事をする複業は、スケジュール調整が大変なだけに、時間の使い方がうまくなるのかもしれません。オン・オフの切り替えも上手で、人生を楽しんでいる人が多く、私も勉強になることばかりです。

 

紹介した皆さんは、苦労を抱えつつも、人生が好転しているように感じました。あなたはどのように感じましたか? 複業は、いいことずくめ、何もリスクがない、ご縁が大事、など私もまったく同感です。あなたの参考になれば幸いです。

 

 

竹本 和広

セカンドキャリアコーチ

株式会社ライフシフトラボ 複業トレーナー

 

※本記事は『自分らしく生きる定年後の仕事 50代の働き方は「複業」で変わる!』(ごきげんビジネス出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。