(※写真はイメージです/PIXTA)

マイソクとは、不動産会社が不動産の購入希望者や賃貸物件の入居希望者に向けて、物件の概要や間取り図、広告主の情報などをまとめた資料のことをいいます。本コラムでは、売買物件用のマイソクに焦点をあて、マイソクの語源や記載内容、マイソクがどのように作成されるかの手順や注目されるポイント、マイソクを見る際の注意点を詳しく解説します。

マイソクを見る際の注意点

(画像:PIXTA)
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投資物件を検討する際に欠かせない資料のひとつとしてマイソクがありますが、物件を魅力的に見せるために強調表現が用いられている場合もあるため、いくつかの注意点をおさえて確認することが重要です。

 

後々のトラブルを回避し、より安全で確実な不動産投資を実現するためにも、以下のポイントに注意するようにしましょう。

 

虚偽・誇大な内容となっていないか確認する

マイソクを確認する際には、掲載されている情報が実際の物件の状況と一致しているかを他の資料と照らし合わせて、注意深く見極めることが重要です。

 

例えば、写真と実物が大きく異なっていたり、駅徒歩10分のところを「駅徒歩5分」と記載されていたり、誇大な表現や虚偽の内容が含まれているケースもあります。

 

こうした誤情報に基づいて契約を進めてしまうと、購入後にトラブルとなる可能性があるため注意が必要です。不当表示については「景品表示法」や「宅地建物取引業法」によって明確に禁止されており、違反した場合は業者側に法的責任が課せられます。

 

不動産投資にあたっては、マイソクの内容を鵜呑みにせず、物件の現地確認や複数の資料との照合を行い、正確な判断を心がけることが大切です。

 

取引態様をチェックする

取引態様は、前述のように、その物件に関して不動産会社がどのような関わり方をしているのかを表す重要事項のひとつで、「売主」「代理」「媒介」のいずれかが明示されます。

 

取引態様によって、その後の交渉の進め方や、発生する手数料などが変わってくるため、マイソクを受け取ったら必ず取引態様を確認し、不明な点があれば担当者に質問して、正確な情報を確認するようにしましょう。

 

 

 

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