(※写真はイメージです/PIXTA)
マイホーム購入で重視は「コスパ」…あえて駅チカタワマンの3階を選択
大手IT企業で働く岡本大輔さん(仮名・45歳)。家族4人、都心駅徒歩3分のタワマンに住んでいます。購入したのは6年前。30数階建ての3階、70平米ほどの3LDKで、購入時の価格は9,000万円ほど。
――別にタワマンに住みたかったわけではなく、とにかく駅から近く、通勤時間を短縮させたかった。都心であれば子どもの教育面でも何かと有利だと考えました
タイパ重視がモットーの岡本さん。当時、最も無駄な時間と考えていた通勤時間をとにかく短くすることが、マイホーム購入のひとつの着眼点。そこで目にしたのが、現在住んでいるタワマンだといいます。
【首都圏タワマン完成年次別棟数・戸数】
2016年:18棟/7,857戸
2017年:20棟/5,900戸
2018年:19棟/5,680戸
2019年:28棟/8,547戸
2020年:21棟/7,577戸
2021年:22棟/6,851戸
2022年:10棟/3,801戸
2023年:17棟/7,599戸
2024年:25棟/8,699戸
※出所:株式会社不動産経済研究所『超高層マンション動向 2024』
――ドアツードアで会社までは片道20分。徒歩10分圏内に複数駅があり、どこに行くにも便利です。3階だから階段で上り下りができる。エレベーターの渋滞みたいな、よくあるタワマンあるあるとは無関係です
頭金を1,500万円入れて、7,500万円を借り入れ。ペアローンで返済期間は35年、月々の返済は19万4,000円ほど。当時の岡本さんの月収は42万円、年収は700万円ほど。同じく正社員の奥さんは月収35万円、年収は550万円ほどだったといいます。
――当時の収入から考えると、ローン負担は決して軽くはなく、どちらかといえば重いほうだったと思います。それでも時間を無駄にすることを考えると、絶対によい買い物でした