
妻の長年の不満が爆発!「えっ、俺ってモラハラ夫なの?」
都道府県が毎年7月1日時点の1平米あたりの土地の価格を調べる地価調査。沖縄県内では284地点が対象となりましたが、住宅地や商業地などをあわせた全体の平均が去年と比べて4.9%上昇。上昇率は全国で最も高くなりました。
――資産運用にもなるといえば、普段は口うるさい妻も納得でしょう
ところが村上さんの計画は妻の逆鱗に触れることになりました。ある程度段取りを整えたあと、定年後のライフプランについて話したときのこと、「はぁ、沖縄!? 私は仕事をどうしたらいいの?」と沖縄行きを断固拒否。さらに相談なしに物事を決めてしまう村上さんに対して、相当な怒りを示しました。
――会社なんて辞めたらいいだろ
このひとことも余計でした。
――はぁ、なんでそんなこと、あなたにいわれなきゃいけないのよ
あまりに妻の仕事を軽んじた発言でさらに夫婦関係に亀裂が。それにより、妻の怒りは頂点に達しました。
――ことあるごとに「俺が稼いでいるのに、何が不満なんだ?」といわれてきたけど、不満だらけよ!
次々と出てくる夫への不満。
――そんなに掃除に時間をかける意味があるのか? なら自分でやってみてよ
――誰のおかげで生活できていると思っている? あなたが自由に働けるのは誰のおかげよ
――ごみ、出しておいたぞ!? なに、その手伝ってやっている感
「あなたは、世間でいわれているモラハラ夫の典型よ!」と、昔の話も持ち出して村上さんを攻め立てます。そして「これ以上は無理、ついていけない」と離婚をチラつかせて、大喧嘩は終了。このことがきっかけで夫婦関係はもとより、家族関係がぎくしゃく。というよりも、家族は「1:3」に分裂していることに、今さらながら気が付いたというのが実際のところ。
「私たちはお母さんの味方だから。家族を顧みなかったツケじゃない」と娘たちからは冷たくあしらわれ、村上さん、撃沈。さらに奥さんは自宅を出ていき、連絡がつかなくなってしまったとか。代わりに連絡がきたのは、代理人だという弁護士。離婚に向けての協議がスタートしています。
【「結婚相手として失敗だったかもと感じるポイント」ワースト5】
1位:とくにない…24.6%
2位:片付けられない…17.9%
3位:金銭感覚が合わない…14.2%
4位:パワハラ・モラハラ…10.4%
5位:病弱・不健康…9.7%
※出所:株式会社ネクストレベル『「結婚相手の選び方」成功&失敗の見極めポイント』
定年&独立の夢を語ったことで、妻のこれまでの不満が大爆発。自分が何気なくしてきたこと、いってきたことが、モラハラ認定されるとは思ってもみませんでした。友人に一連のことを相談すると、「はぁ、お前、今までなんてバカなことをしてきたんだ」と呆れられる始末。
――そうか。俺、ずいぶんとバカなことをしてきたんだな
と、いまいちピント来ていない様子。そのことが家族から三行半を突きつけられた要因かも。1人自宅に残った村上さんですが、家事力ゼロのため食事はコンビニ弁当ばかりだとか。何とも寂しい日々を送っています。
[参考資料]