銀行から評価額100%を得るためのポイント7つ
例えば、1億2,000万円の物件に対して、80~90%の融資額だとすると、残りの10~20%は自己資金を用意する必要があります。この場合、自己資金は1,200万円~2,400万円ほどです。では、どうすれば自己資金をなるべく抑えてアパートを購入することができるのでしょうか?
もっとも重要なのは、銀行の融資を100%受けられる物件を選ぶこと。
ポイントは、「駅徒歩10分圏内」「駅が人気で便利」「十分な広さで使いやすい間取り」「デザイン性が高く、築年数が経過しても入居者に選ばれやすい」「家賃が適正」「都心部から近く、土地の価値が下がりにくい」「信頼できる管理会社が管理を行っている」の7つです。
7つのポイントが満たされている物件は、仮に空室が出たとしてもすぐに次の入居者が決まり、空室リスクを最小限に抑えることができます。
空室リスクが低ければ、銀行も安心して融資できるため、年収700万円、自己資金300万円程度の人もアパート経営を始めることが可能です。
インフレに有利なアパート経営、リスクヘッジの一番のカギは「物件選び」
アパート経営は、株式投資やFX、投資信託、暗号資産(仮想通貨)などの金融商品とは違い、資産を購入して保有する現物投資。土地と建物を担保に、銀行から融資を受けられるため、ある程度の収入と自己資金があれば、会社員の方でも始められる投資です。
また、資産価値が下がりにくいアパート経営は、インフレにも有利。将来的にもインフレが続くと予想されている今、物価上昇に伴う家賃上昇によって、安定的な収入が期待できます。ただし、変動金利で融資を受ける場合は、金利の上昇で、利息負担が増えるというリスクもあります。
社会情勢や空室リスクなどを踏まえ、リスクヘッジすることが重要なアパート経営。そのため、成功の一番のカギとなるのは、物件選びです。良い立地や利回り、管理会社を選び、条件の良い融資を利用することで、リスクを最小限に抑えながら、安心・安全なアパート経営を行うことができます。