夫婦であっても、秘密のひとつやふたつはあるもの。ただその秘密も「話す機会がなく別に隠しているわけではない」というものから、「絶対にバレてはいけない。バレたら終わり」というものまで、濃淡はいろいろあるようです。
もう終わりです…〈退職金2,300万円〉〈月収33万円〉60歳サラリーマン「墓場までもっていくつもりの秘密」がバレて大修羅場。妻の激詰めに撃沈 (※写真はイメージです/PIXTA)

妻「隠し口座を持つこと自体が裏切る行為だ」とブチギレ

――もう終わりだと思いました

 

陽子さんは、哲也さんが秘密裏で進めていたことに激怒しました。「なぜ私に隠していたのか?」という問いに対し、Aさんは「自由に使えるお金がほしかった」と素直に弁解しましたが、納得するわけがありません。陽子さんは家計管理は夫婦ですることが重要だと考えており、隠し口座を持つこと自体が信頼を裏切る行為だと感じていました。

 

――夫婦で管理って……一方的なものでしたよ

 

夫婦喧嘩はこれまでにない激しいものだったといいます。まさに夫婦生活、最大の危機。最悪の事態に発展か……哲也さん、そんな覚悟もしていたとか。しかし、ひと通り怒りの気持ちを発散させたのか、陽子さんはクールダウン、そして「私も厳しすぎたかしら」とまさかの反省。哲也さんの気持ちも一定程度理解し、「今後はふたりで老後の計画をたてましょう」という話に落ち着いたといいます。

 

株式会社AlbaLinkが既婚男女を対象に行った『夫婦のお金の管理に関する意識調査』によると、お金の管理は「妻」が48.0%と最も多く、「夫」20.8%、「夫婦共同」18.6%、「それぞれ別で管理」12.4%と続きます。

 

妻が管理するメリットとして最も多かった声が「お金を管理しやすい」。一方でデメリットとしては「夫が家計を把握できない」という声が多くあがりました。

 

一方で、夫が管理するメリットとして最も多かった声が「適任者が管理できる」。一方でデメリットとしては「妻が家計を把握できない」という声が多くあがりました。

 

共同で管理する場合も、メリットとして「情報を共有できる」、デメリットとして「管理しにくい・面倒」という声が聞かれ、どのような方法であれ一長一短。夫婦でよく話し合い、家庭ごとに納得した方法を模索するしかなさそうです。

 

――大喧嘩のあと、「これまで頑張ってきたご褒美」として、50万円ほどもらいました。500万円は多すぎたみたいです(笑)

 

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[参考資料]

内閣府『国民生活に関する世論調査(令和6年8月調査)』

株式会社AlbaLink『夫婦のお金の管理に関する意識調査』