厚生労働省によると、2023年の日本の離婚件数は18万3,808組。離婚の数だけ、いろいろなドラマがあります。なかには、憎しみの感情で爆発しそうな……そんなケースも珍しくないようです。
年収800万円・再婚6ヵ月の45歳夫、心筋梗塞で急死…後妻が暮らす「昔住んでいた家」を見た先妻が、思わず「畜生!」と叫んだワケ ※写真はイメージです/PIXTA

離婚理由トップは夫も妻も「性格が合わない」

裁判所『令和5年度司法統計年報』で離婚理由をみていくと、妻も夫も「性格が合わない」がトップ。また「精神的に虐待する」がともに上位に位置しています。

 

▼妻からの離婚理由ランキング

1位:性格が合わない…38.02%

2位:生活費を渡さない…28.91%

3位:精神的に虐待する…26.12%

4位:暴力を振るう…18.51%

5位:異性関係…12.87%

6位:浪費する、7位:性的不調和、8位:家庭を捨てて省みない、9位:酒を飲みすぎる、10位:家族親族と折り合いが悪い…5.60%

 

▼夫からの離婚理由ランキング

1位:性格が合わない…59.92%

2位:精神的に虐待する…21.41%

3位:異性関係…11.96%

4位:浪費する…11.51%

5位:家族親族と折り合いが悪い…10.98%

6位:性的不調和、7位:同居に応じない、8位:暴力を振るう、9位:生活費を渡さない、10位:家庭を捨てて省みない

 

一方で、妻からの申立てでは「生活費を渡さない」が2位で、夫からの申立てでは10位にとどまっています。これは、経済的DVや生活費の分担に対する意識の違いを反映している可能性があります。また妻からの申立てでは「暴力を振るう」が4位、夫からの申立てでは7位。男性側の暴力に対する認識が相対的に低いことがうかがえます。さらに妻からは「異性関係(相手)」が5位に入っているのに対し、夫からは「異性関係(自分)」が3位に位置しています。これは、女性が配偶者の不貞を重視する傾向が強い一方で、男性は自らの不貞を理由にすることが多いことがわかります。

 

結婚8年目で離婚に至った、中村亜由美さん(仮名・38歳)。離婚理由は複合的なものだったといいますが、決定打は夫の異性関係だったといいます。

 

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