大人になって、社会に出てから「受け身で積極性のない人」と周囲からレッテルを貼られると、苦しむ場面は多いでしょう。子どものうちから自ら考えて物事に取り組むことができるよう、教えるにはどうすればよいのでしょうか。本記事では、ぞう先生の著書『うちの子、脱・三日坊主宣言!』(総合法令出版)より一部を抜粋・再編集し、子どもが能動的に行動できるようになる声のかけ方についてご紹介します。
生徒が進んで教室を掃除…「良い先生」と「ダメな先生」の決定的な違い【現役小学校教諭が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

自分の頭で考えさせる方法

お子さんに自分の頭で考えさせるとっておきの方法があります。それはお子さんがあなたに何か質問をしてきたときに、すぐ答えるのではなく、こう聞き返すのです。

 

「どう思う?」

 

お子さんに、無理に答えさせる必要はありません。でも、このように問うことでいったん考えます。それが正解でも不正解でもいいんです。いったん考えることが大切なのです。お子さん自身が感じた疑問に予想を加え、そして答えを知る。この流れが大事です。

 

学校でノートに考えを書かせるとき、必ず僕は「無回答はなし」と言っています。なぜなら、無回答が許されると考えが浮かばないとき、どうせ後で答えがわかると思い粘り強く考えないクセがつくからです。もちろん、「間違えてもいいよ」と何度も言っています。

 

これと同様に、パパやママが子どもの疑問にすぐ答えていると、子どもが自分で考えないクセがついてしまいます。そんなクセがつかないように、「どう思う?」と聞き返すことは非常に重要です。

 

【まとめ】

普段から自分の頭で考えるよう促す

 

 

ぞう先生

小学校教師