コラボラティブ・メソッド(協力する方法)に必要な5つのステップ
(2)行動の背後にある感情を突きとめる。子どもには助けが必要かもしれない→「友達が散らかしたのに、自分1人で部屋を片づけなきゃならないのはフェアじゃないと思ってる?」「片づけようと思っても手も足も出ない感じ? 整理することなんか永久にできそうにないと思ってる?」
(3)その感情を受けいれる→「不満に思う気持ちはわかるよ」「大仕事の最初は圧倒されるよね」
(4)意見を出しあって解決方法を考える→「それでもやっぱり片づけてほしい。一番簡単な方法は何かな?」
(5)決まったことを最後までやりとおす。必要があれば、いくつかのステップをくり返す
そして、親が判定を下さないこと。
(2)が最も厄介かもしれません。同意したくないことをあえて口にするのは難しいと思う人もいるでしょう。しかし自分にとって不都合な感情だからといってはねつけると、子どものほうも頑として譲らなくなります。
子どもは感じていることをすべて正確に言い表せるわけではないので、問題の背後にある感情を探るには、先述の例のように、複数の選択肢を示すといいでしょう。