ここまで来たか…特許技術の最新マットレス
最後に、業界初のユニークなテックを盛り込んだマットレスをご紹介します。「KOHYOHLIFE(コーヨーライフ)」が開発した「TECOREA(テコリア)」は、特許技術の多機能循環機を搭載したマットレス。マット内に自然の風を循環させて温度や湿度を調節することで、季節を問わず快適な寝具環境を作り出します。
寒い冬は温風モードで20℃~37℃の範囲で温度調整が可能です。風の温度は専用リモコンで1℃ずつ調節でき、最適な温かさを保てます。また送風モードを使えば熱や湿気を効率よく外部へ排出するため、夏や梅雨時など湿気がマット内にこもりがちな季節も湿度とともに温度も下げられるのが利点。エアコンと併用すれば、マットレス内部を室内温度と同程度の温度・湿度に保つことが可能です。
また、就寝中は汗や体温でマットレス内の湿度や温度が上昇します。そのままではカビやダニの温床になりやすい環境のため、マットレスを干したり除湿シートなどを使用したりしている人もいるのではないでしょうか。テコリアは多機能循環器によってマットの下側にある吸気部から空気を取り入れて湿気を排出するため、常に快適な湿度をキープ。定期的な天日干しや除湿シートの交換など、メンテナンスの手間は必要ありません。さらに布団乾燥・ダニ対策モードも搭載し、50℃前後の温風を4時間放出することでダニを98%死滅させられます。
個人差や年齢、季節などによって差は生じますが、理想の睡眠時間は6~9時間といわれています。しかし、ただ長い時間横たわればいいというものではなく、ぐっすりと眠れて疲れが取れた実感があるかどうか、すなわち「良質な睡眠」を取ることが重要です。
スリープテックの進化や各企業の睡眠に対する取り組みは、私たちに睡眠時間の確保と睡眠の質向上をもたらし、日本人の睡眠負債返上を叶えてくれるかもしれません。
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<著者>
吉田康介(フリーライター)
IT・テック系を中心に、各種Web媒体で記事を執筆。大学では社会学を専攻し、その後IT系のメーカー勤務・編集プロダクション勤務を経て独立。
フリーライターとして活動中。「最新テクノロジーと食文化」、「最新テクノロジーとスポーツ」など、テクノロジーとその他のジャンルをかけ合わせた記事を得意としている。