年末年始は実家に帰省したり、離れたところに住んでいる家族に会ったりと家族団らんのひとときを過ごす人も多いのではないでしょうか。一方で、家族と離れて暮らしていると、毎日元気で過ごしているか気になるもの……。特に、高齢の家族がいると、万が一何かあったときにすぐに気づけるサービスがあると安心です。そんな人におすすめしたいのが、「見守り家電」。冷蔵庫やテレビ、エアコン、電球など、日常的に使う家電を使って、離れて暮らす家族を見守ることができるサービスが続々登場しています。そこで今回は、気軽に安否確認ができる見守り家電をご紹介します。
家族が遠方に住んでいても安心…手軽に安否確認できる「見守り家電」テック (※写真はイメージです/PIXTA)

 ※本稿は、テック系メディアサイト『iX+(イクタス)』からの転載記事です。

炊飯器の利用状況を毎日プッシュ通知、直近2週間の炊飯状況も確認可能

 

タイガー魔法瓶は、スマートフォンと連携したIoT搭載の炊飯器を展開しています。専用アプリ「TIGERHOME」を使って、外出先から遠隔で炊飯予約時間を変更したり、炊いたご飯の食感や味をフィードバックして自分好みの銘柄米を見つけたり、便利な機能が充実しています。

 

同アプリは、自宅の炊飯器だけでなく、遠方に住む家族が使う炊飯器も登録可能。見守り設定をONにすると、利用状況のプッシュ通知が毎日20時に届くため、家族の様子をさりげなく見守ることができます。また、直近2週間の炊飯状況も確認でき、家族の体調管理にも役立ちます。

 

同社によると、60歳以上の親と離れて暮らしている30代以上の男女313人に調査を行ったところ、離れて暮らす親と実際に会っている頻度は「1年に1回以下」が23.0%ともっとも最多に。連絡頻度も5割以上が「月に1回以下」と答えており、コミュニケーションの少なさがうかがえます。

 

また、9割以上が「見守り機能付きのIoT機器を未導入」と回答しましたが、すでに導入している人の約7割が「連絡が取れない不安や負担が解消された」と回答しています。ご飯を炊くだけで、いつもと変わりなく過ごしていることが想像できる「TIGERHOME」は、不安解消に効果的なツールとなりそうです。