老後を見据えて進める資産形成。「夫婦で2,000万円必要」とよく耳にしますが、ライフスタイルによって必要な金額は人それぞれ。今回は「老後に必要なお金は4,000万円くらいかな」とイメージしているという、40代コンサル業の男性の場合についてみていきます。

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FPに相談した結果…Aさんに必要な驚愕の老後資金額

Aさんは具体的に今後の資産形成について相談するため、FP事務所を訪れました。Aさんが相談したいポイントは次の二点です。

 

・老後もある程度満足な暮らしをするためには、どのくらいの貯蓄を持つべきか

・そのための方法は?

 

まず、Aさんのお金についての考え方、そしてリタイア生活の理想像について質問していきました。

 

真っ先にAさんが答えたのは、「お金はいくらあったとしても安心できない」という思いでした。それはなぜでしょうか。

 

「お金は使うと無くなるからです」というシンプルな理由です。仕事もプライベートもエネルギッシュなAさんは、お金を沢山使って遊ぶというバイタリティが強い人なのです。

 

「お金の寿命を延ばしましょう、とよくFPが言いますよね。だからお金を金利のいいところに預けて増やしながら使っていきましょうという理屈らしいのですが。でもそれ、僕には全く響きません。使ったらいずれ無くなるでしょう。僕は稼ぎ続けたいです」

 

「FIREという言葉も好きではないです。僕は何歳になっても稼ぎ続けたいし、現役でいたいです。悠々自適というと聞こえはいいですが暇なのは耐えられませんね」

 

その言葉を聞いて、FPはAさんの老後に必要とされるお金を試算していきました。その結果、60歳時点でAさんには少なくとも1億円が必要だということが分かりました。

 

「1億円ですか。4,000万円と想像していましたが、全然違いますね。でも1億円を貯めるためには何をしたらいいのでしょうか」

 

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