『あぶ刑事』と「ずっと一緒に年を取ってきた」

――最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

近藤:まさしく皆さんの映画ですよということですよね。若い頃から『あぶ刑事』を楽しんでくださっていて、ずっと応援してくださった人たちにぜひ見ていただきたいし、この年だからこそ楽しんでいただける映画になったと思っています。もちろんそれ以外の世代の人たちにも見てもらいたいですね。

――近藤さんは『あぶ刑事』の映画第一作目から……。

近藤:映画から関わっています。だから、ずっと一緒に年を取ってきたんです。『あぶ刑事』とずっと一緒にやってきたので、これだけ長く続いていることに感慨深いものがありますね。

8年ぶり新作『帰ってきた あぶない刑事』

軽妙なトークと激しいアクションでほかの刑事ドラマとは一線を画すオリジナルな世界観で世代を超えて愛されてきた「あぶ刑事」シリーズ。本作は2016年の映画『さらば あぶない刑事』から8年ぶりの新作で、定年退職して刑事を引退し、ニュージーランドで探偵として第二の人生をスタートさせたタカ(舘さん)&ユージ(柴田さん)が、8年後にヨコハマに戻って探偵事務所を開業するシーンからスタート。記念すべき依頼⼈第1号としてタカ&ユージの前に現れたのは、「ふたりの娘!?」かもしれない彩夏(土屋さん)という女性だった……というストーリー。

配給:東映
コピーライト:(C)2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会 

<プロフィール>

近藤正岳(こんどう・まさたけ)

株式会社セントラル・アーツ 映画「あぶない刑事」プロデューサー。1960年生まれ。83年、大学卒業後、東映株式会社に入社。映画『ビー・バップ・ハイスクール』『あぶない刑事』などの制作宣伝を担当。96年からは企画製作部プロデューサーとして、『あぶない刑事フォーエヴァー』はじめ、『スペーストラベラーズ』『69sixty-nine』『僕たちは世界を変えることができない』『苦役列車』『さらば あぶない刑事』『終わった人』等、数々の作品を世に送り出す。本作のノベライズ(講談社刊、5月24日発売)も執筆。