叱咤激励されて伸びるタイプ→「フォロー」のある安心感が大切

叱咤激励タイプには、かまってほしいと思っている、とても繊細な人が多く見られます。何か言われると、「あ、ダメだったんだ…」と感じやすいタイプです。

否定されたとき、ほめ伸びタイプはプライドが高いので「ムッ!」となるのですが、叱咤激励タイプは「しょぼん……」となってしまいます。

決して否定せず「一緒にやろうか?」と声をかけ、「新しいことを一緒にやってみない? あとからフォローするし……」と伝えれば動いてくれます。本人も気づいていませんが、じつは「かまってちゃん」なので、フォロー体制があること、気にかけていることを伝えてあげましょう。決して、叱られることが好きなわけではないものの、正論ならある程度叱っても問題はなく、冷静に伝えることで、より動いてくれるようになるはずです。

叱咤激励タイプは繊細な人が多いので、目的をしっかりと伝え、「そこまでやっていいよ」と枠組みがわかるようにしたほうが、新しいことに取り組みやすいと言えます。

どこまですればいいか迷いがちな分、指示を出す際は、たとえば

「AとBとCの資料をつくってほしい。内容は〜という感じのことを入れたいなと思っているんだけど、お願いできる?」

と、細かく、わかりやすく伝えてあげたほうがいいでしょう。

そして、「もしわからなかったら、いつでも聞いて」と添え、フォロー体制がしっかりしていることも補足してください。そのほうが、安心して取り組めます。