みんなが実際にもらっている年金額を一斉調査! 月の支出や貯蓄額、現役時代の年収まで気になる懐事情について独自のアンケートを実施しました。さらにバブル時代の最強エピソードについてもご回答いただいたところ、現代では考えられない、強烈なエピソードが続々登場! 今回はアンケート回答者のなかから厳選した7名の調査結果をご紹介します。
4人目:宮城県在住Dさん(75歳・男性)のパターン
家族構成
私、配偶者:妻、子ども2人
貯蓄額
300万円
現役時代の職業
正社員として42年勤務し、60歳で定年退職
現役時代の大体の年収
350万円程度。今、働いていません
年金の総額(月額)
16万円
今もらっている年金額に関して…
足りないと感じる
いくらもらえたら満足ですか?
妻と合わせて25万円程度
なぜそれらの差額分が足りないと感じますか?
物価上昇のあおりを受けて支出が収入を上回り、赤字に転落する時期が間もなくやってくることが目に見えているから
バブル景気時代の派手なお金の使い方
1か月に2回以上外食していた。会社仲間と月1回ペースで飲み会をしていた
バブル時代の最強のエピソード
独身時代、ボーナスをポケットに入れて友だちと繁華街に飲みに行き、翌日財布をチェックしたら無一文に
■ゆめこさん・ワイのコメント
ゆ:年金16万円は決して少なくありませんが、家族4人で暮らしていることを考えると苦しいでしょう。現役時代に年収350万円で子ども2人を育てあげたとは、アッパレです。Dさん一家の慎ましい生活が目に浮かびます。
ワ:月1回の飲み会が贅沢とは、きっと節制してきたんだろうね。
ゆ:Dさんは75歳ですが、男性の平均寿命は81歳、女性は88歳です。夫婦2人で平均寿命以上に長生きした場合を考えると、老後資金に不安を覚えるでしょう。
ワ:ポケットに入れたボーナスを落とした話は、バブルとは関係ないね!
ゆ:そうですね。それはただのうっかり者です。
5人目:東京都在住Eさん(62歳・女性)のパターン
家族構成
夫と2人
貯蓄額
2,000万円
現役時代の職業
理学療法士(正規雇用)として病院に30年間勤務
現役時代の年収
500万円。今は働いていません
年金の総額(月額)
15万円
今もらっている年金額に関して
足りないと感じる
いくらもらったら満足ですか?
30万円
なぜそれらの差額分が足りないと感じますか?
生活するのに精いっぱい。日常的に自由に使えるお金がほとんどないから
バブル景気時代の派手なお金の使い方
コートに50万円かけた
バブル時代の最強のエピソード
部屋を貸し切って、一晩で50万円使った事がありました
■ゆめこさん・ワイのコメント
ワ:Eさんは年金15万円で「生活ぎりぎり」と感じているんだね
ゆ:先ほどのCさんは年金17万、Dさんは16万で同じく「年金での生活はぎりぎり」と回答していましたね
政府調査によると「65歳以上の単身無職世帯の支出」は、2022年のデータで平均14万3,000円です。ですから受給額が15万前後の方は、「生活ぎりぎり」と感じる方が多いのでしょう。Eさんは単身者ではありませんが、旦那さんの年金収入が分からないのでこちらのデータを参照いたしました。
ワ:受給額約15万円が「年金だけでなんとか生活できるけど、余裕はない」というラインなんだね!!
ゆ:Eさんは理学療法士です。手に職をもっていたこと、(恐らく)旦那さんと共働きであったことが功を奏し、見事に貯蓄額2,000万円を達成しています。旦那さんが正規雇用だと仮定すると、世帯収入も高かったのでしょう。
ワ:バブル期の派手なお金の使い方からも、世帯収入の高さがうかがえるね!!