2人目:埼玉県在住Bさん(61歳・女性)のパターン

家族構成

旦那と二人

貯蓄額

2,000万

現役時代の職業

スーパーの店員(パート)を30年間

現役時代の年収

だいたい280万くらい。60歳を過ぎたら働きたくなかったので今は働いてません。

年金の総額(月額)

4万9,000円

今もらっている年金額に関して

足りないと感じる

いくらもらえたら満足ですか?

10万円

なぜそれらの差額分が足りないと感じますか?

今は電気代など、すべてが高いからです

バブル時代の派手なお金の使い方

ランチで1万円で使うことが当たり前だったのがバブル時代です

バブル時代の最強エピソード

職場のみんなと温泉宿を貸し切って旅行するのが当たり前だった

■ゆめこさん・ワイのコメント

ゆ:Bさんはシニア世帯によく見られる、正社員の夫と非正規雇用の妻の組み合わせかもしれません。夫婦どちらかが非正規雇用の場合、パートの年収を130万円以内におさえて旦那さんの扶養から外れないようにするか、できる限り稼ぐか悩みどころですよね。Bさんは後者の、できる限り稼ぐ道を選んだようですね

ワ:「60歳を過ぎたら働きたくない」というコメントがかえって、頑張って働いてきたた現役時代を彷彿とさせるね

ゆ:非正規雇用のため年金額は少なめですが、貯蓄額の2,000万が心強いですね

ワ:さすが共働き!

3人目:富山県在住Cさん(76歳・男性)のパターン

家族構成

2人世帯(本人、配偶者)

貯蓄額

500万円

現役時代の職業

正社員で37年、嘱託で5年、65歳で退職しました

現役時代の年収

400万~600万円ほど。今は働いておらず、年金で、ぎりぎりの生活をしている。

年金の総額(月額)

17万円

今もらっている年金額に関して…

足りないと感じる

いくらもらえたら満足ですか?

25万円

なぜそれらの差額分が足りないと感じますか?

生活費がぎりぎりで、友人と十分に交際できない

バブル景気時代の派手なお金の使い方

平日は仕事が終わると、同僚とよくお酒を飲みに行った。休日はしばしばゴルフや海釣りなどに出かけた

バブル時代の最強のエピソード

高級なバーやキャバレーをはしごして、ママさんと遊んだ

■ゆめこさん・ワイのコメント

ゆ:60歳の定年退職後も5年間現役を続行し、その期間も年金のための保険料を納めているため、頼もしい年金額をもらっていますね

ワ:でもCさんは「生活はぎりぎり」と嘆いているね……

ゆ:バブル時代に豪勢な遊びもしていたようなので、当時の金銭感覚をひきずっているかもしれません。浪費家のうえ貯蓄額が500万円と心許ないため、65歳まで働いたのは正解でしたね

ワ:シニア世代になってから生活水準を下げるのはつらいから、何歳まで働けば「老後に生活レベルを下げずに済むか?」というのは重要なポイントだね

ゆ:その通りです。Cさんのように労働期間を延長すると、年金額アップのみならず、貯蓄額アップも見込めます。老後資金に大きな差がつくので「何歳まで働くか?」はしっかり検討したいところです